2025年1月11日
朝起きて、東京駅へ。眠い。余裕を持って出たので、「駅弁屋 祭」で買い物ができる。テンションが上がる場所である。といってもいつも買うものは同じで、佐藤水産のルイベ弁当である。今日は、その近くにある「踊」に初めて寄ってみた。こちらには、新幹線を模った箱の弁当や、ペットボトルがある。今日はE6系こまち号に乗るので、弁当もそろえた。あわせて、E5系、 E6系、ドクターイエローのペットボトルを買う。
リトルKはさっそく大喜びで食べ始め、食後は弁当箱やペットボトルを並べて遊んでいた。実際にそのE6系に乗っているのだが、そっちはあんまりピンときてないように思える。物の方が実感があるみたい。「しんかんせん!しんかんせん!」といって喜んでいる。
盛岡について、予約してあったレンタカー屋さんに向かおうとして、財布を持ってきていないことに気づいた。免許証を入れてあるので、レンタルできないことが判明。Kが怒り出したのだがすぐに気を取り直して、雪が降るところで慣れない運転をしなくて済んだのはむしろいいことだといってくれたので、ありがたい。しかたがないので切り替えて、タクシー移動にする。金額的には、レンタカーを借りるのとそう変わらないだろう。
予定まで少し時間があったので、地図を見ていて目に入った原敬記念館へ行く。原敬については気になっていて調べてみようと思いつつ、できていなかった。これも何かの縁である。そう思って行ってみたら、色々と知らないことがたくさんあり、面白い。城下町の歴史的・文化的な豊かさをあらためて思う。『原敬日記』があるのは知ってはいたが、若い頃から継続して書いている膨大なものであることに驚く。遺言によりしばらくおいて、死後30年後に公刊されたのだが、いつから日記を「公」のものとして書いていたのだろうか。Web日記をずっと書いているものとして気になるところである。
岩手県立美術館へ歩く。今回の目的である「平間至展 -写真と音楽があるかぎり」の初日。前回は、夏に郡山であった。Kが関わっているので、出張についてきている形である。Kが仕事をしている間、リトルKと館内を巡ったり、近くの小高い丘に上がって岩手山の美しさに身惚れたりする。北上川によって形成された盛岡平野の左右を山に挟まれたあり方は、海のそばに馴染みの深いものとしては珍しい感じがある。雪はあまり積もってはいないが、冬枯れた景色にもおおいに感興を覚える。 タクシーで宿へ移動。御所湖ほとりの温泉宿。夕食をいただいて、以前買ったきり読みさしていた『真実の原敬 維新を超えた宰相』を最初から読み始める。早めに寝ついたのだが、枕が合わないのと暖房が暑くて寝苦しいのとで、なかなか寝付けない。ずっと原敬のことや、ひるがえって我が身の不甲斐なさについて考えていた。 ----