2024年12月29日
今朝もまだ咳が残っている。昨日ほどではない。
公園に出かけたK、リトルKと待ち合わせて、この数年写真を撮っている場所で撮影。日差しが強すぎて、顔が白飛びしてしまう。もうちょっと早い時間に来るべきであった。その後に歩きながら撮った写真はいい感じに撮れた。
リトルKを昼寝させた後、ずいぶん前に買ったまま置いてあった『マルチ言語宣言: なぜ英語以外の外国語を学ぶのか』をざっと読む。玉石混交であると感じる。英語とフランス語の冠詞の比較から、言語が認知に及ぼす影響を説明し、サピア=ウォーフ仮説に繋げる文章が印象的。また、ドミニク・ド・ヴィルパンの講演記録に、こんな話ができる日本の政治家が一人でもいるだろうかとため息をつく。こういう言葉を語れる人になりたいものだと思う。 夕食は、Kが昨晩行った焼き鳥屋さんのお土産で、そぼろご飯と鶏スープ。口に入れた瞬間立ち昇ってくる香ばしさと脂の甘みで、この人の作ったものだというのが明白にわかる味。元気そうにはしていたというが、健康で過ごしてほしいものだと思う。
ハン・ガン『ギリシャ語の時間』の続きを読み、読了。とても良い。良いのだが、村上春樹のようだとも思う。だとしたら悪いということでもないのだが、そう思うのはマズいのではないかという気もする。 博論も落ち着きつつあるので言語学習を再開したいと思って、環境を作ろうとする。どこから始めたらいいか。何語をやるのがいいのかも定まらない。とりあえず、ただ文法事項をひたすら一から学ぶみたいなことをするのがいいんじゃないかとは思うのだが、まだるっこしくてやる気にならない。フランス語をやろうとするとついつい「実用」ということが首をもたげるので、やっぱり古典ギリシャ語とかにしておくべきか。
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