2022年8月22日
朝、所定の時間に起きられず、少し遅れてしまう。水曜日からの奄美出張の準備で、電話してレンタカーと宿の手配をした。午前の仕事を終えた後、昼休み時間で出社して、午後からもミーティング。夜遅くまで活動しているので、ギリギリに起きてすぐに仕事に入り、昼休みの1時間で移動してコンビニご飯を食べて、さらに会社で仕事をするというのが一番効率がいいと、今のところは思っている(ほんとは朝方になりたいけど、体質的に無理そうなので諦めた)。
今日もMeety経由で一名、お話をする。今日の方は最近スタートアップを起こした若い方で、これから技術責任者的な方を採用しようとしているとのこと。どういう人がふさわしいのかというご質問だった。そちらにはそれなりに答えた上で、やっている事業についてあれこれと逆に質問をした。ふだん触れないようなジャンルの話を聞けると、自分的にもありがたい機会となる。いろんな人とおしゃべりしたい。 「資源配分は今や経済でなく、政治やイデオロギーで決まる。戦争を想定した生存と自給自足が大事になり、効率性は脇に追いやられた」。著名ファンド創業者で歴史家の顔ももつレイ・ダリオ氏は言う。
これ自体は現象としてはその通りなのだろうと思うのだが、ではなぜ、こういうことになっているのかということが気になるところである。
グローバル化による相互接続は、必ずしもフラットな関係になっているわけではない。先日、ロシアがドル建て国債の利払いができなかったのは、基軸通貨であるドルで国債を発行するのがロシア・ルーブルの国際的ポジションにおいて求められる一方で、ドル建ての外貨預金が差し押さえられてしまっていたからだ。このように、いざとなれば「攻撃」に利用できるような不均衡な関係にある。中国は、こうした事態に備えて、いよいよ自国通貨を中心とする経済圏の拡大にいままで以上に邁進することだろう。そういう意味では、資源配分が「政治やイデオロギー」で決まるというのは、西側諸国についても、ロシアや中国などの権威主義国家にとっても、それぞれにいえることだろうと思う。 というわけで、各国はそれぞれ自国の立場を守るべく、閉ざすところは閉ざしていく、という対応をとることになるだろうことはレイ・ダリオ氏のいう通り。上記の通貨に関する件や半導体不足が露呈したように、世界はアンコントローラブルな形で繋がり過ぎてしまった。そして、その繋がり方は必ずしもフラットな関係にあるわけではない。それならば、そこからする形で独自の経済圏を築こうというのは、個人の立場からいえば、千葉雅也さんがおっしゃるような「接続過剰」からの退却と「有限化」という話と似たところがあるのではないだろうか。もちろん、そうしたことが一方的に悪いということではないが、「接続過剰」な状況でもうまく生きられる知恵の方が、本質的に求められることなのではないか?と思ったりした。情報科学は、そういう意味でも世界に貢献できるはずである。 夕食をとりながら、「ブラタモリ」。今日は桜島の回。知らないことばかりで驚く。まず、北岳・南岳という二つの山からなるということ。北岳は既に旧火山となっており、新しい方の南岳がしょっちゅう噴火している桜島の姿でお馴染みなのであった。また、桜島が「島」でなくなった、つまり大隅半島と陸続きになったのは地質学的な意味での大昔の話だと思っていたのだが、実際には大正時代のことで、つい最近のことなのであった。非常に驚いた。なぜそんなことを知らなかったのだろうか、ということにも驚く。 噴火前は島であった桜島は、大正大噴火による溶岩流出によって大隅半島と地続きになった。
TOEICの問題集に取り組む。以前買って放置していた方をやってみたのだが、過剰に難しくて今のレベルではあまり意味がなさそうだったので、リスニングの問題集に取り組む。試験形式で連続で回答するのをやってみたら、6割ぐらいしか正答していなくて、ヤバい。あまり集中できていないからというもあるのだろうけど。もう一度音声だけを聞いてみると、今度はわりとすんなり聞こえるところも多い。先読みした後、音声が流れてからは聞くことだけに集中する方がいいんだろうなあ。これはちゃんと練習しないとできるようにならなさそうだ。 明日の講演スライドのブラッシュアップに取り組む。
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