2022年8月20日
昨晩気になっていた、19日を休んで20日から再開される第三部の代役が、以下の通り発表された。2022年8月19日の日記を書いたときは、市川團子だけかと思っていたら、市川染五郎も感染しており松本幸四郎は濃厚接触者ということで、予想以上の規模の感染であったことが判明した。その結果として、以下の代役布陣となった。思い切りが良過ぎて、誰も予想できない状況だ。凄過ぎる。市川猿之助がインスタストーリーずで、転んでもただじゃ起きないと書いていて、感激した。さすが澤瀉屋である。先日までやっていた演目を、同じ月に自分たちで二次創作するような状況。面白過ぎるので明日観にいくべく、チケットを取った。猿之助も、こんなことは今後なさそうと書いていた。そりゃそうである。 第一部も、主役の中村歌之助、中村福之助がコロナに感染してしまって中村七之助、中村勘九郎が繰り上げで代役を勤めることになった。これは面白そうということで急遽チケットをとって、観に出かける。まずはその「新選組」。昨晩、原作の手塚治虫の漫画を読んでおいた(手塚治虫『新選組』)。というか、そもそも新選組のことをほとんど知らないので、Wikipediaの新選組の項も読んでおいた。漫画の方は、2人の主人公はフィクションだが、エピソードなどは史実に基づくものがけっこう多いようだ(芹沢鴨の暴虐ぶりなど)。 演出は、浄瑠璃の居る場所の壁に漫画の吹き出しを配したり、手塚治虫キャラやセリフがところどころ出てきたりなど、工夫が見られる。中村兄弟は、一日しか練習期間がなかったとは思えないキャラの作りぶりで、感心した。それにしても、勘九郎の存在の大きさにあらためて驚く。舞台での存在感、声の通り方が圧倒的である。中村勘三郎の芝居を生で観たことはないのだが、お父さんとも異なる独自のあり方を確立しつつあるんじゃないかと思う。最後に丘十郎が大作をパッと斬ったところで花火が重なる演出は、さすが歌舞伎というところ。 続く「闇梅百物語」は、納涼歌舞伎らしい魑魅魍魎が出てくるオムニバス。片岡千之助と七之助の踊り対決は圧巻。千之助のかわいらしさに対して、七之助は花魁としての格を見せつける優雅な踊り。どちらも素晴らしい。骸骨踊りからの狐の親子を披露する勘三郎と子供たち(中村勘太郎、中村長三郎)の頑張りも素晴らしく、特に長三郎の一生懸命さに心を打たれた。この演目は、特に何かがあるということでもなく、ひたすら踊りを見せてくれるものなのだが、歌舞伎らしさのある一面を如実に示すものであると思う。よかったなあ。 その後、銀座スイスで昼食。Kがずっと行きたがっていたところ。ホタテのフライを注文していたところ、Kがもっと食べたいと言い出して、僕の分も含めて3皿注文した。ハヤシライスも旨い。その後、久々に銀座シーシャに寄って、TOEICのテクニック動画をひたすら観る。歩いている間は、YouTube動画で提供されているPart2の問題を解く。9割は取れる感じになってきたかなあ。もう一歩、確実に取り切るようにしたいものだが。 さらに散歩に出かけて、Part2問題を歩きながら解いたり、テクニック動画を流し聞きしたりする。リスニングについては動画を見尽くした感が出てきたので、リーディングに関する動画に進む。コツはわかってきたので、練習していかないとなあ。Part5と6はわりと得意でほとんど得点できるのだが、Part7がやっぱり難しい。解けないところで引っかかって時間が足りなくなるので、メリハリをつけるべきということがわかった。とにかく時間に間に合うようダメなものは流していくことと、あまり速く読み過ぎないようにして返り読みしなくていいよう心がける。公式問題集もやらないとなあと思いつつ、時間が取れてないのだった。
----