2022年12月3日
朝起きて、週末の掃除ルーティン。
先日注文したSONYのEマウントレンズSEL24F14GMが届いた。これは、動かない対象に対して、寄りでいい感じに撮れるように買ったもの。とりあえずKで試してみたが、粒子の感じがきめ細やかで柔らかく、ボケ味も上品。GMの良さを感じる(GMレンズを買うのはSEL1635GM以来。こちらも素晴らしいレンズ)。自分の写真という意味ではこのレンズがどれほどハマるかはわからないが、それとこれとは別である。 横浜シネマリンで上映されているLOVE LIFEを観に出かける。ろう文化の関連で観てみようと思ったのであって、映画としてどうなのかという期待感をそれほど持ってはいなかったのだが、冒頭の流麗なシークェンスからしてただものではないことが明らかで、驚いた。テンションが張り詰めていて、ショットも正確無比な緊密ぶり。こちらも思わず力が入ってしまう。上映後に調べてみたら、不勉強にして存じ上げなかったが、深田晃司監督というのは非常に高く評価されている方であるようだ。 ストーリー上のすごさというのももちろんあるのだが、そういうところよりもむしろ、素晴らしいショットの数々にひたすら感嘆を覚えているうちに終わってしまったという感じがあった。あとで蓮實重彦『見るレッスンー映画史特別講義』を検索してみたら、深田監督についての言及がいくつかあった。全然記憶に残っていなかった。今作についても、氏のあまり好まない点はあろうが、この完成度はヤバかろうと思う。 帰宅して、写真を現像(公開しないが、Kを撮ったものが多い)。
その後、深田晃司監督作を「淵に立つ」、「よこがお」と、2本立て続けに観た。それぞれに強い印象を残す映画だった。LOVE LIFEも含め、全然消化しきれていない感じ。
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