サーチ・インサイド・ユアセルフ
じつは、脳の中の幸せの度合いを測定する方法がある。左の前頭前野と右の前頭前野の特定領域で活性化の度合いを比べればいい
Richard Davidson, Alexander Shackman, and Jeffrey Maxwell, "Asymmetries in Face and Brain Related to Emotion," Trends in Cognitive Sciences 8, no. 9 (2004): 389-391
グーグルの人材担当部門は「ピープル・オプス」と呼ばれる
SIYは、科学に基盤を置き、とても実践的で、私でも理解できる言葉であらわされているという素晴らしい特徴をもっているのだ。
EQとは
自分自身と他人の気持ちや情動をモニターし、見分け、その情報を使って自分の思考や行動を導く能力
優秀さの要因としては純粋な知性や専門知識よりも情動面での能力のほうが二倍も重要だ
Daniel Goleman, Working with Emotional Intelligence (New York: Bantam, 1998)[ 邦訳:『 ビジネス E Q ─ ─ 感情 コンピテンス を 仕事 に 生かす』( 梅 津 祐 良 訳、 東洋経済新報社、 2000 年)].
幸せとは「ただの気持ち良い感覚やはかない情動、あるいは気分ではなく、最適の存在状態」と定義している。
存在状態というのは難しい…
そして、
幸せはトレーニングで身につけることができることができる技能だ
欲が満たされている、といったような状態ではないので、スキルであるとも言っている?
「最適化」が一つのキーワードである
考えたり、注意を払ったりすることが、脳の構造と機能を変えるという神経可塑性という考え方がある 刺激と反応の間には間隔がある。その間隔に、反応を選ぶ私たちの自由と力がある。
これはすごく好きな言葉。
気持ちに名前をつけるとその情動を管理しやすくなるテクニック。
「怒りを感じる」とラベルをつけると、管理しやすくなるらしい。
名前を付けることで、感情を計測できるようになる、ということかもしれない。
メタ注意
注意自体に注意を払うこと。言い換えると、「注意がそれたことを知る能力」
メタ注意ができると、注意を復元することもできるようになる
瞑想は心を鍛えて心的能力を伸ばそうとするようなものだ。
呼吸から注意がそれ、それを元に戻すたびに、筋肉を収縮させるのと同じで、注意の「筋肉」が少し強くなる。
心のトレーニングなのだ。
「もし科学分析によって、仏教の主張の一部が誤りであることが決定的に立証されるようなことがあれば、私たちは科学の発見を受け入れ、誤った主張は捨てなくてはならない」
ダライ・ラマの言葉。
マインドフルネスを一般化する
座って瞑想している状態を、普段の状況に一般化していく
一番簡単なトレーニング
どんな課題をこなしている時も、養家や判断とは縁のない心をもって、一瞬一瞬の注意をすべて向け、注意がそれるたびに、ただそっと元に戻してやることだ。
「心を無にする」と「注意を戻す」というのは結果的には同じことなのかもしれないけど、後者のように言われると自分でもできそうだし、やれたほうがいいと思える。
自分が実際にできるよりも控え身にフォーマルな練習をするという発想
練習を負担にしないのが続けるコツ。
面倒になったら続けられない
瞑想の前には期待を持っていい。だが、瞑想中は何も期待してはいけない