IP-NFT
これを皮切りに、「オープンデータ」という動きはどのようなものなのかを探っていく
Plurality institute は、まずはScience of Scienceの学問(社会科学、ネットワーク理論…)の中で相互レビューシステム等を実感してるように見える。既存のPublisherに変わる形で自らDeSciの実験をしてるっぽい。
https://x.com/0xtkgshn/status/1622708295747133442
MoloculeがSchelling Pointで紹介しているのをTkgshnが見たらしい
https://youtu.be/ENz5BuY6rZQ
What Molocule bussiness is
There is a disproportionate amount of early-stage research that never sees the light of day. This is because traversing the gap between discovery and clinical trials requires a large amount of unique expertise and of course, money. Molecule is a technology platform with an incentive-aligned, community-driven approach that addresses these inefficiencies through real-time global sourcing of ideas, capital, and know-how.
この辺りで語られる「契約」という語の根幹には約因の発想がありそうだなと感じたhiragi.icon 
契約とはプランニングの手段である
大陸法(continental law)
申込み(Offer)+承諾(Acceptance)⇒合意(Agreement)⇒契約(Contract)
英米法(Anglo-American law) 申込み(Offer)+承諾(Acceptance)⇒合意(Agreement)
合意(Agreement)+約因(Consideration)⇒契約(Contract)
英米法
申込み(Offer)+ 承諾(Acceptance) ⇒ 合意(Agreement)
合意(Agreement)+ 約因(Consideration) ⇒ 契約(Contract)
または
合意(Agreement)+ 書面(捺印証書(deed))⇒ 契約(Contract)
これに限らず、Code is lowというミームはおそらく約因的な法思想に起因しているのだなというhiragi.icon
生物医学研究におけるIP-NFTの可能性について
IP-NFTとは、知的財産(Intellectual Property)をNFTとして鋳造することで、IPを金融化し、分散型の資金調達の機会を活用することができる仕組みです。
有料会員しか読めない使用になっていたので👆までで断念、自身の貧乏を恨むhiragi.icon
「DeSci(分散型サイエンス)」はアカデミアの資金不足を救うか?>
-研究資金調達のための“次の一手”|高橋祥子×濱田太陽
草の根の活動と民間財団からの支援など複数のステークホルダーから立ち上がったDeSciは、マーケットモデルの構築により、これまでのオープンサイエンスが抱えてきた資金調達の問題を解決すると期待されています。
濱田「個人・研究機関・企業といったプレイヤーは、ブロックチェーン技術を用いて構築されたマーケットの中で、知的財産(IP)や特許などを取引できます。例えば、薬に関する基礎研究に取り組む機関が、特許の一部をNFT化して製薬会社へ販売することで、その利益を研究者に報酬として還元するケースなどが想定されます。
また、科学者が自身の研究成果の一部をNFTアート化し、一般の個人に向けて販売する試みもあります。例えば、ネットワーク科学の研究者であるアルバート=ラズロ・バラバシは、研究で利用したネットワーク分析の結果をアート作品にして、0.25ETHで販売して話題を集めました。このケースの場合、一般市民からクラウドファンディングのように応援の資金を集めつつ、単純に『購入して楽しむ』ものとして、科学者と市民との間に関係性を構築することが目的になっています」
科学をエンタメとして楽しんでもらう営みhiragi.icon
人形製作をしている猪瀬さんが人形をエンタメとして楽しんでもらうためにYoutubeをやっているように、科学もエンタメとして扱うようにしているのがこの取り組みのポイントhiragi.icon
日本語で検索をかけるとこの辺の記事が限界で、IP-NFTを研究資金の調達という用途で論じているものはほぼなかった。hiragi.icon
どちらかというと、日本の漫画アニメゲームなどのコンテンツ*NFTで売ってこうぜ、というマーケティング的な議論が多く、面白味がない。hiragi.icon
あくまでも販売手段の1つ、海外マーケットへの窓口としか認識されていないように見えるhiragi.icon
DeSciのカオスマップを発見
https://scrapbox.io/files/6691f2d9ecf406001cdf38db.png
https://post.readon.me/share?content_id=96563&lang_type=JA
バイオ系の研究組織が事例として取り上げられるのは、まさに「科学の問題」の象徴的な分野だからっぽい
「科学は公共財である」という言説の意味
もはや科学的知識・能力そのものは単なる資本と化してしまったhiragi.icon
”科学的な”知識や能力はそれだけで何かを生み出すわけではない
これはもともとそうだったか、昔から「知識」そのものは資本である
マルクスが「経済資本」と呼んだものとは異なる「非経済資本」だ
「それ自体」では価値を持たないもの
議論を整理するために「資本」を改めて定義する
「科学という営み」は原理的にはプラスサムゲーム
しかし、個人が科学(文化資本)をプレイしても、他の資本への変換効率が悪くなってきているhiragi.icon
それを科学研究を継続するための資金調達の難しさが象徴している
科学研究をすることが金融資本の獲得に繋がるようなプラスサムゲームであるという認識だった過去
「夢」=「プラスサムゲームであるという認識」があれば資金援助者は誤解しつつも援助してきたはず
しかし国はその資金援助を徐々に減らし始めている
「アカデミア」というフィールドで「科学的知識」を金融資本に変換する効率が悪くなってきた
ここら辺、議論がとっ散らかっている気がするのでツッコミを歓迎したいhiragi.iconhiragi.icon*2
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