那須の篠原
なすのしのはら
篠原は篠竹の生えている原野のことだが、那須においての篠原は狭義では「那須野の篠原」を指し、草深い那須野が原を象徴する言葉といえる
「那須の篠原」は源実朝の和歌「もののふの矢並つくろふ籠手のうへに霰たばしる那須の篠原」で知られる
松尾芭蕉の『おくのほそ道』の那須・黒羽についての記述の一節には「那須の篠原を分けて玉藻の前の古墳を訪ふ」とある
附記
篠竹(しのだけ)について
笹の別称
イネ科タケササ類、小形の竹(小竹)の総称
キーワード:植物