スタンド・アローン・コンプレックスと好奇心
劇中において電脳技術という新たな情報ネットワークにより、独立した個人が、結果的に集団的総意に基づく行動を見せる社会現象を指し、孤立した個人（スタンドアローン）でありながらも全体として集団的な行動（コンプレックス）を取ることを意味する。スタンド・アローン・コンプレックス化が進むことによって最終的に社会から個性が消失する可能性があるが、草薙は、並列化されたタチコマたちが個性を獲得した現象を元に、「好奇心」が解決の糸口になるのではいかと推測する。 だけど私は情報の並列化の果てに個を取り戻すためのひとつの可能性を見つけたわ。好奇心、多分ね。
思考のコモディティ化を防ぐヒントが好奇心にある