メタ認知
$ \mathrm{metacognition}| ˌmedəˌkäɡˈniSH(ə)n |
メタ認知は「客観的な自己」「もうひとりの自分」などと形容されるように、現在進行中の自分の思考や行動そのものを対象化して認識することにより、自分自身の認知行動を把握することができる能力である。 - Wikipedia
個人的にメタ認知することで得られる効果のひとつとして、何事に対してもセンスがよくなるということがあると思っている。 メタ認知はどうやるか?というと自分の行動や感情に対して客観的に”なぜそれを選んだのだろう?なぜそう感じたのだろう?”と逐次思い続ける。
俺はなぜこのメガネが良いと思ったのか?そして買ったのか。
フレーム?
非対称デザイン?
なぜこの服の組み合わせがいいと思ったのか?
色か?
シルエットか?
ブランドか?
なぜこのアニメは面白かったのか?
なぜあの場面で鳥肌が立ったのか?
シーンへの共感?それはいつぞやの記憶との一致?
クリエイターへの敬意?
なぜこの論文がいいと思ったのか?
論文の構成?
アルゴリズムそれ自体?
アイデア?
図の写真?
タイトルの美しさ?
とまぁキリがないわけだけれども、こういうことしているとセンスがあがる感覚がある。センスというのは、何が良いものかを決める目があるということだと思うのだけど、そのためには自分が何を良いと思うのかを知っておく必要がある。自分が何を良い、好きと思うかを知るのは結構難しい。(好きなことをしたほうがいい時代らしいけど、好きなことってなんだろう?という悩みはまた別の話) なぜの後に必ずしも具体的な理由は必要ないと個人的には思っている。あったほうがいいけど、なぜだろう?と思うだけでも記憶に残る。
メタ認知することによって自分が何をやりたいかがわかってくるのでモチベーションと繋がってくる、のでメタ認知は幸福度に直結する感じがある。優秀な人はちゃんとしたメタ認知ができている、という感覚がある。