イネーブラー
ポジティブな文脈においては、個人の成長・自立を促す反応パターンを指す。 ネガティブな文脈では、個人のある種の問題の解決を手助けすることで、実際には当人の問題行動を継続させ悪化させるという、問題行動を指している 。第三者の責任感、義務感によって、結果的に当人の問題行動を維持させている。イネーブリングはアディクションの環境要因の中心である。 典型的パターンは、アルコール依存症患者とその共依存配偶者のペアである。イネーブラーはアルコール依存者の問題行動を「尻拭い」するような行動をとってしまう。例えば職場に病欠連絡を代わって行う、散乱した酒瓶を隠す、酒の購入代金を提供する。また患者が病気であることを否認したり、患者の言い訳作りに協力したりすることも含まれる。イネーブリングはアルコール患者の心理的成長を妨害し、また共依存者の陰性感情を増大させる。こういった共依存者は、アルコール依存患者の被害者ではあるが、同時に協力者ともみなしえる。 同社はホスティングを軸にITを使った事業開発をさまざまな形で支えてきたイネーブラーです。
と言っているから、ネガティブな文脈で使っているとは考えにくく、ポジティブな文脈で使用した語彙なのだろう。
イネーブラーを直訳っぽく捉えると「可能にする人」って感じよね。いい意味で可能にすることも、悪い意味で可能にしちゃうこともある、ってことだと理解した。「支援者」にも「依存対象」にもなる、と。