自分の考えをパブリックな場所に書いて置いておく
ってのを意識的にやるようにしている。特にここの Scrapbox で日記を書くようになってからは、小さなことでもカジュアルに書いて公開状態にしておくことが増えたと思う。
たとえば、下記のようなものがある。
同僚を家族とは思っていない
「わがまま」について考えたこと
定型句コミュニケーションに対する苦手意識
また、自分から生じた考え方ではなくても、どこかで見聞きした考え方をメモとして Scrapbox に記録し、時間をかけて自分に取り入れていくこともある。下記のような具体例がある。
あなたがもし解決策の一部でないなら、あなたは問題の一部である
思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
なんでもないことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う。
どうしてこんなことをするのか?ぼくが感じているメリットを整理しておこう。
書くことを通じて思考が整理され、自身の人生観・価値観・考え方に対して自覚的になれる
「わたしの取扱説明書」というと少しちがうけれど、この手の書き物を見て共感してくれるような人とはスムーズに会話できるし、逆に、こういったものを見て「なんだこいつ」と感じる人は事前にぼくを回避するチャンスが得られるのでお得である
一度こうして書いてしまえば次回からは URL を貼るだけで済むようになるので、コストメリットがある
たまに、ぼく以外の人がぼくの書き物の URL を貼りながら会話をしているのを見かけることがあり、自分がいないところで役に立つこともある
パブリックにすることで一貫性が期待されるようになるので、ダブルスタンダード・二枚舌に陥ることを避けやすくなる
口頭では「その場しのぎ」で言葉を繰り出すこともできてしまうが、パブリックに書くとなると「自分はこう考えている」を自覚してまともに言語化することになる
言うことがころころ変わる人間がいると周囲の人々は混乱するし、悪いケースでは学習性無気力を引き起こすと思うので、自分がその原因になりたくないと考えている
ほとんど同じ話 : 相手の考え方を把握できているとやりとりがスムーズになる