家庭を優先しようと思うと、オンライン開催の勉強会には参加しにくい
という命題について考えたいことがあるので書く。
参加しにくくなったのは自分は以下の3点かなと思っています。
- YouTubeなどに配信されるので後で見ることができる。
- 登壇する人が発信するだけで交流が無くなった気がする。
- 家のことを優先したい。
というのを読んで。この文章に対する反応としても「わかる」と共感を示している人を複数人観測したので、同じように感じている人は一定数いそう。
ぼくが感じたのは「家のことを優先したい」となったときに「勉強会がオンライン開催になると参加しにくい」というのは、どういうロジックなのかな?ということ。オンライン開催じゃない、物理的に集まって開催するタイプのオフラインの勉強会であれば家庭のことを優先しつつも参加できるのじゃろうか。
なんとなく想像したのは、下記のような状況。
在宅勤務になり、家族でいっしょに夕飯を食べるというのがデフォルトになったので、それを変えようと思ったら調整コストが発生する
通勤してオフィスで働いていた時期に「夕飯はいっしょには食べない」がデフォルトだったとしたら、仕事帰りに勉強会に足を運ぶ上で家庭に対する調整コストは発生しない
家族と同じ空間にいる状況で、家族ではない対象にアテンションを向けることに心理的抵抗がある
すぐ近くに家族がいるのに、そっちに目を向けずに画面越しのなにかに集中するのは気が引ける、ってのはあるかも?
仕事帰りに勉強会の会場に行ってワイワイする分には家族のことを気にしなくて済んでいたのだよ、的な?
他にどういう説があるかなあ。思いつくものがあれば追記したいので教えてほしい。
いずれにせよ思うのは、ビフォーコロナの勉強会に参加していた時期は、アフターコロナとなった今ほど家庭のことを優先できていなかったのでは?ということだ。大きく変化したのは「オンライン開催か、オフライン開催か」という点ではなくて「家族との関わり」の方なのではないか? もしこれまで「月から金まで夜ごはんは別々」となっていたものが、今では「月から金まで夜ごはんはいっしょに」となっているのだとして、その影響で「勉強会に参加しにくい」となっているのだとしたら。これまで 0 だったものが今では 5 になっているんだから、4 に下げるくらいの調整の余地は充分にあるのではないか、と考えた。「今週の火曜日の夜はこれに参加したい」と家族に伝えた上で参加するのは、別に家族を後回しにしているということとイコールではなさそう。専門分野のイベントに参加して楽しそうにしている姿を家族に見せるのは、ぼくにとってはよいことにも思える。
なにかを読み違えているかもしれないので「そういう話じゃなくて〜」という点があれば教えてほしい!
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「オンラインイベントだと家事をしながら聴けて便利〜」「現地に足を運ぶのは無理だもんな」という声も見かけていることを、あわせて記しておく。