好きなものをがんばるのではなくて、がんばって好きになる
from2025/5/30
ごりゅごさん
あとは、これはただの自分の意見なんですが、スポーツの楽しさは「ギャンブル」だと思ってます。
創作物とは違って、それぞれのゲームが面白くなるかどうかは確定していない。
予備知識が多いほど、そこに物語を見い出す余地は大きくなるけど、それでもやっぱり面白いゲームになるかどうかは運である。
俺たちは「時間」というものを賭けて、アタリを引くことを祈ってゲームを見る。そこで引いた「アタリ」「とてつもない試合に立ち会えた」という喜びは、どんな創作物をも超えるアドレナリンを生み出してくれます。
スポーツにかぎらずゲームは面白くなるかどうかが未確定であって、さまざまな可能性が秘めています。
その可能性をより多く実感するためには、予備知識や見いだせる物語が多いほうがいいという話。
そう考えると、スポーツ観戦は一見すると受動的ですが、喜びやおもしろさを味わうためには事前に能動的な姿勢や行動力が必要なのかもしれません。
下のがんばって好きになる話と通底してます
好きなものをがんばるのではなくて、がんばって好きになる、の順番
みうらじゅんの言葉
ものごとは、頑張って好きになっていくのが、本当なのではないでしょうか。むりやりすきになったわけですから、努力が入っているわけですから、もう、好きに決まっていますよ。
引用は多少誇張がありますが、私も実際のところ、好きなものを頑張るよりも、がんばって好きになっていくことのほうが大事だと思います。
ごりゅごさんのF1を通じたゲームのおもしろさを味わうための指針のとおり、ものごとのおもしろさを味わうにはそのための予備知識や物語を知っておくことが大事です。
おそらく芸術や音楽、ゲームなど何でもそうですが、自分がつまらないと感じるものは単純に予備知識や背景知識が不足している場合がほとんどです。
そのためF1のおもしろさを感じたいと思ったら、まずは予備知識の獲得のためにがんばってみることが大事です。
ちょっとだけでも興味を持った時点で、それは僕にとってがんばりがいのあることになります。
門前から入門して初心者になるための、この基礎知識のためのがんばりは、その後のF1をつうじて得られる楽しみに比べれば十分に価値のあるがんばりになります。
せっかくなので門前から入門するまでの頑張りの様子を記録しておきましょう。
F1以外にもほかのさまざまな分野でこの頑張るノウハウは役立ちそうです。
また物事に入門できるんだという自信をもてるようになると、世界を広げるハードルがすごく下がり、楽しみがとても広がる気がします。