不正指令電磁的記録に関する罪
#刑法
刑法 2編 19の2章
刑法 | e-Gov法令検索
第十九章の二 不正指令電磁的記録に関する罪
刑法 168の2条
(不正指令電磁的記録作成等)
第百六十八条の二 正当な理由がないのに、人の電子計算機における実行の用に供する目的で、次に掲げる電磁的記録その他の記録を作成し、又は提供した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
一 人が電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える電磁的記録
二 前号に掲げるもののほか、同号の不正な指令を記述した電磁的記録その他の記録
2 正当な理由がないのに、前項第一号に掲げる電磁的記録を人の電子計算機における実行の用に供した者も、同項と同様とする。
3 前項の罪の未遂は、罰する。
刑法 168の3条
(不正指令電磁的記録取得等)
第百六十八条の三 正当な理由がないのに、前条第一項の目的で、同項各号に掲げる電磁的記録その他の記録を取得し、又は保管した者は、二年以下の懲役又は三十万円以下の罰金に処する。
いわゆるコンピュータウイルスの作成と取得を罰する法律
ウイルス作成罪とも呼ばれる
サイバー犯罪に関する条約を締結したために追加された
保護法益
プログラムに対する社会一般の信頼
Coinhive事件
社会的法益
構成要件(法務省)
「正当な理由がないのに (正当な理由の不存在) 」
「人の電子計算機における実行の用に供する目的で (目的) 」
「 第1号又は第2号)に掲げる電磁的記録その他の記録を (客体) 」
「作成し,又は提供した (行為)
https://www.moj.go.jp/content/001267498.pdf