釈迦族
釈迦族(しゃかぞく)は、古代北インドの部族であり、仏教の開祖であるガウタマ・シッダールタが属していたことで知られています。釈迦族は、マガダとコーサラという2つの大国の間に挟まれた小さな国で、現在のインド北部に位置していました。
釈迦族は、前6~前5世紀ごろ、カピラバストゥに都を置き、ヒマラヤ山麓のインド・ネパール国境地帯に拠っていました。
釈迦族は、アーリヤ人のクシャトリヤ王統に属するといわれていますが、チベット・ビルマ系などとみる史家もいるようです。
釈迦族の王子であったガウタマ・シッダールタは、2500年前頃に生まれたとされています。釈迦族の出身であったため、釈迦と呼ばれるようになりました。