征夷大将軍
征夷大将軍(せいいたいしょうぐん)とは、大和朝廷の役職で、東方の「蝦夷(えみし・えぞ)」を征討することを任としていました。権限の大きさから臨時にしか置かれなかった役職で、武家の棟梁の称号でもありました。
鎌倉時代以降は、武家政権の為政者としての意味を持つようになり、武門の棟梁として政権を握った人物が任命される役職となりました。征夷大将軍を務めた人物には、源頼朝、足利尊氏、徳川家康などが挙げられます。
征夷大将軍は、天皇から全権を委任された軍隊の総指揮官で、いったん軍事行動に入ると絶対的な権限をふるうことができました。
征夷大将軍は、慶応三年(一八六七)の王政復古によって廃止されるまで続きました。