埴谷雄高
埴谷雄高(はにや ゆたか)は、1909年12月19日に台湾で生まれ、1997年2月19日に亡くなった日本の政治・思想評論家、小説家です。本名は般若豊(はんにゃ ゆたか)で、戦前の日本共産党の中枢にいた有能な政治運動家でした。 埴谷雄高は、カントやドストエフスキーに影響を受け、意識と存在の追究が文学の基調となりました。 埴谷雄高は、1970年に『闇(やみ)の中の黒い』で第6回谷崎潤一郎賞を受賞し、1976年に『死霊全5章』で新潮日本文学大賞を受賞しました。
埴谷雄高の未完の大作「死霊」は、20世紀最大の実験小説ともいわれ、戦後文学の中で最も難解な小説ともいわれています。