オットー1世
オットー1世(
912年
-
973年
)は、
神聖ローマ帝国
の初代皇帝であり、
東フランク王国
と
イタリア王国
も兼ねていました。オットー1世は、
ザクセン朝
の第2代国王で、初代国王
ハインリヒ1世
の子です。
オットー1世は、
962年
にローマ教皇ヨハネス12世からローマ皇帝の冠を授かり、神聖ローマ帝国が始まりました。オットー1世は、ヨーロッパに繰り返し侵入していた遊牧民のマジャール人を撃退した功績を認められました。
オットー1世は、有力諸侯を抑えるために、司教・修道院長を王権の支柱とする帝国教会政策をとり、集権化をはかりました。
神聖ローマ帝国は1806年まで存続し、ナポレオン・ボナパルトによって解体されました。