2024/05/11
この本を読み終わるときはくるのだろうか。そう思うと果てしない気がする。
この本を(略)
山口泉は、埴谷雄高と対談していて、「この人面白いな」と思ったので、埴谷雄高論と小説を読むことにした。どっちも読んだ感じいい。埴谷雄高論では、三章以降を否定している。これは鹿島徹の意見とちかいだろう。小説の方は、ポエジーと形而上学がうまく結合してるな、と思う。社会活動もしているらしいが、そちらはまだあまり知らない。 埴谷雄高の対談は、対談相手の面白さを引き出しているので、相手に興味をもつことが多い。 思想・哲学・文学・芸術、どれかひとつでもわからなければ、どれもわからないだろう……
ところが、全部がわかると苦しいので、多くの場合、どれかわかることをわからないとごまかしている。