緑なるひとつ草とぞ春は見し秋はいろいろの花にぞありける
『古今和歌集』
・
秋歌
上・二四五
詞書
題知らず
作者
読み人しらず
語釈
緑なるひとつ草とぞ春は見し
春は、野の草がどれも同じに見えたけれど、という気持ち。
どれも緑、見分けがつかない
秋はいろいろの花にぞありける
秋になると花を咲かせる
秋になってようやく、色とりどりの花であったことにわかった、という気づきの歌
文法
現代語訳
他に収められている本