漏斗す用足すトマスアクィナスを丘す
(じょうごすようたすとますあくぃなすをきゅうす)
種村季弘「卵生の狼少年」で三つの解が提示されている 畳語法(~すの繰り返し)
①冗語す与太すトマスアクィナスお灸す
同音異義語
「漏斗す」⇒「じょうごす」⇒「冗語す」(冗談を言う)
「用足す」⇒「ようたす」⇒「与太す」(与太話をする)
「を丘す」⇒「おきゅうす」⇒「お灸す」(お灸を据える)
②「漏れんとす用足す斗桝アクィナス窮す」
まさに漏れんとしている所で一斗桝に用を足した、という解
「漏斗」を「もれんとす」と和訓で読む
斗桝に用を足す
その中途でアクィナスが深刻面して考えた真理が突然わかってしまった(窮す=きわめる)
ので「アクィナス窮す」
③?
cFQ2f7LRuLYP.icon読んでいてよく意味が取れない
おそらく下世話なお話
一斗酒も呑み、用も足し、アクィナスも窮したからには、あとは別種の要求を処理するほかはない。(P121)
漏れんとしているのだから火急の用を足さなくてはならない。すこし趣向を変えて「Q」した。変な姿勢をとったらしい。(P121)
丘すを「おかす」と読むのかもしれん
となれば「富ます秋茄子をおかす」という読みだろうか
はてさてわからん。注が欲しい
? なぜ原文は「丘」の字を採用しているのだろうか?
多義性を担保するため?
なぜ「丘」であるかの説明になっていない…
原文を自由に多義解釈して読んでよい、という立場を受け入れるとどんな読みでも正当化できてしまいそうで非常に怖いcFQ2f7LRuLYP.icon
21-08-26 18:06