月草
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月草に衣は摺らむ朝露に濡れてののちはうつろひぬとも
月草
今の
ツユクサ
。青く小さな花を咲かす。花の汁を染料として着物を染めるのに使ったという。
この花で染めた色は水に弱く、たやすく
色褪せ
てしまうことから、変わりやすいこと、
はかなさ
のたとえとして歌に詠まれていた。
月草に衣は摺らむ朝露にぬれて後には移ろひぬとも
(萬葉集・巻七・一三五一)
秋萩を折らでは過ぎじ月草の花摺り衣露に濡るとも
(新古今・秋歌上・三三〇)
https://www.youtube.com/watch?v=m2hNg_04bh0
2022-08-15
12:44