作業ログの書き方を学ぶ
ログはあなたの航海日誌である。もしあなたの船が宝島にたどりつけないとしても、あなたの書いたログ自身があなたの貴重な宝物になってくれるに違いない。 作業ログをつけるきっかけ
ある作業を進めるときに書き続ける記録のこと
例
日記についても同じ文脈で使ってますcFQ2f7LRuLYP.icon 作業ログを書くとどんないいことがあるのか?
自分の現状はどうで、これからの行動をどうすればいいか、それを考えるときには、自分が書いてきた記録が役に立ちます。その基本になるのが作業ログです。自分の過去を振り返ることができないと、毎回毎回、行き当たりばったりの対処になります。
自分の陥りやすいパターンも把握できる
書かれた記録を見て、初めて弱点が認識できる
ヤル気の出ないことを1時間やると集中が切れるとか
ご飯食べなかったり散歩していないと作業効率が落ちるとか
あとは対策をしてゆけばいい
作業時間を短く設定しておく
45分とか
なんなら30分、10分でもいい
外部のサービスを利用するのもいい
自分が思っている以上に忘れてしまう生き物だと気づくことができる
本当に忘れるcFQ2f7LRuLYP.icon*5
五分前のことも覚えていない
五分どころか、一分前の「これはいいアイデア!」という着想も忘れてしまう
書いておけば少なくとも、思考の断片が残る
今の僕には理解できないような文章が残っているかもしれないけれど
たとえば縮約は作業ログからサルベージした情報でできた 自分の成長を確かめることが出来る
作業ログを残して行くことで認識できるようになる
たとえば二ヶ月前の記事を見てみればいい
書き方もこなれてきている
その当時やっていたことよりも進んでいるのがわかる
去年の三月ごろはプログラミングをやっていたけど、今は$ \LaTeX勉強しているな、とか
どのように作業ログを書けばよいか?
いま考えていたことを全部頭の中から出す
たとえば
今わたしはなにを考えていたのか
これについて取り組もうと思った
前提となる知識はなんなのか
こういう目的でやっている
こんなアプローチはどうかな?
試してみた感触はどうだろうか
…
すべて頭の中から出しきることはできないから安心していい
言葉にして書き残しておくほうが、そうしないよりもずっとよい
ログを残すときの三つのコツ
「当たり前」を書け。
自分しか読まなくても、丁寧に書け。
「分からない」を書け。
当たり前を書く
そのときの自分が「当たり前、すぐにわかる」と思うことこそ書く
ログ自体がセーブポイントではあるが
セーブポイントのセーブポイント?
三か月ぶりにとり出したRPGのクエストの進捗なんてふつう覚えてない
でもセーブするときに「今はこのダンジョンの下位階層に向かっている。南に向かうとボス敵がいて、そこが難所。今はレベル上げしているとこ」と残していたらすぐに復帰できる
丁寧に書け
人が読んでも分かるように丁寧に書く
読み返すときの自分は他人と思った方がいい
おどろくほど多くのことを忘れている
例
❌「強い敵がいた」
⭕「石化させてくる敵がエンカウントする階層にいる。2Bと18のマスを踏むと出てくる可能性がある。万一石化させられたら7階の回復地点hogehogeにもどること」
これくらい丁寧に書いておくと後から楽になる
分からないを書け
今の自分が「分からない」と思う点について書く
後から見返したときに何が問題だったのかチェックするため
「何がわからないのか」を言語化する練習でもある
何が分からないか言葉にできたなら、問題の半分以上は解けているのではないか?
大事
書く時間を用意する
読み返すしくみをつくる
cFQ2f7LRuLYP.iconは振り返りの日記というのを書くことで、ログを読み返すタイミングを作っている 2021-10-27 22:03 改変・増補
21-10-06 21:56
21-08-07 23:20