ちょうようおかさざれども、ざんせいひかりをうばわる
ちょうようおかさざれども、ざんせいひかりをうばわる
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code:金句集
Chôyǒ vocaſazaredomo ,zanxei ficariuo vbauaru.
Cocoro. Aſafiua foxino ficariuo vbodeua naqeredo-
mo, vonozzucara foxino ficariua qiyuruzo.
(ちょうようおかさざれども, ざんせいひかりをうばわる.)
(こころ. あさひは ほしの ひかりを うぼうでは なけれど-
も, おのずから ほしの ひかりは きゆるぞ.)
輝く朝日に星の光は奪われる
Chôyǒ
朝陽。朝日、日の出。
*太平記〔14C後〕一・後醍醐天皇御治世事「朝陽(テウヤウ)犯さざれとも、残星光を奪はるる習ひなれば」〈日本国語大辞典〉
新編日本古典文学全集「太平記」の頭注に「出典不明」とある。
*日葡辞書〔1603~04〕「Chôyo (チョウヤウ) ヲカサザレドモ ザンセイ ヒカリヲ ウバワル」〈日本国語大辞典〉
vocaſu
犯す。「物理的・心理的に抵抗して、作用するものを排除する行ないをとる」こと。
(1)じゃまになる物事を乗り越える。押し切って行なう。しのぐ。
(3)他のものの権利や権限を自分のものにする。侵害する。
(イ)他人や他国の領分や土地などに不法にはいり込む。侵犯する。侵略する。〈日本国語大辞典〉
(1)(3)両者の意味が混ざったようなニュアンスか?
太陽の光が星の光を押しのけ侵害する
zanxei
太陽は、星の光を侵食するつもりはない。
しかし、夜明けの空の星は自ずからその光を奪われる。