北田暁大
1971年生まれ。東京大学大学院人文社会研究科博士課程退学。専攻は理論社会学、メディア文化史(広告)。主著に、広告研究の著作として『広告の誕生』(岩波書店、2000年)、『広告都市・東京』(廣済堂出版、 2002年)。倫理学・リベラリズム思想の検討を行う『責任と正義――リベラリズムの居場所』(勁草書房、2003年)。メディア論として『<意味>への抗い』(せりか書房、2004年)など。また情報社会論として、「世界」(岩波書店)、 2003年11月号掲載の「嗤う日本のナショナリズム――『2ちゃんねる』にみるアイロニズムとロマン主義」では、現代の匿名掲示板文化を、日本のテレビ文化史という時代的背景から説得的に分析し、大きな反響を呼ぶ。その守備範囲の広さと理論的思考の綿密さから、現在もっとも期待される若手知識人の一人。 講演:倫理研第3回「ディスクルス(倫理)の構造転換」