iSuperColliderKit
“iSuperColliderKit” (iSCKit) is a toolkit for iOS using an internal SuperCollider Server as a sound engine. Due to detaching the Supercollider UI from the sound engine, iSuperColliderKit makes it possible to utilize the vast resources of dynamic real-time changing musical elements or algorithmic composition on SuperCollider for iOS programmers.
iSuperColliderKit (iSCKit)は、iOSアプリ内でSuperColliderをサウンドエンジンとして利用するために、サウンドエンジン部のみをビルドできるようにしたライブラリ群です。タッチ・スワイプなどのUIイベント、各種Notificationにて、SuperColliderコードをテキストとしてiOSローカルに送信することで、インタラクティブ、アダプティブなiOSアプリケーションのサウンドが構築可能になります。
ご注意:iSuperColliderKitの派生元であるSuperColliderのライセンスはGPL v.3です
SuperColliderLicensingページ
GitHubリポジトリ
東京工科大学メディア学部プロジェクト演習「クリエイティブ・アプリケーション」内のWiki
2015年 ICMC Proceeding
iSuperColliderKit独自の音楽的・音響的機能というものはありません。
「こんな音を作りたい」「こんな音楽を自動生成したい」「シーケンスをこんな風に制御したい」という方は、SuperColliderで色々なアルゴリズムを試してみてみましょう♪
そこで試したあらゆるコードを、iOSのアプリに埋め込むことができます。
なお、PC版SuperColliderにある「ライブ・コーディング環境(テキストエディタ)」や「GUI構築機能」は、iSCKitからは省いております。
最新版のUsageなどは準備中です。
【SuperColliderおよびiSCKitとの付き合い方】
特に商用ゲームを想定した婆、iOSのCoreMIDIやWwiseのMIDI機能を使いこなせるゲーム企業の方は、わざわざライセンス的に微妙なiSCKitを使う必要性は低いかもしれません。ただ、音楽的なシーケンス組みの「プロトタイプ」を組むのには非常によいかと思います。iSCKitでシーケンス、コード、モードなどの動的な様子を組んだのち、MIDIに置き換えてCoreMIDIでフレージングを実装するというのに良いかと思います。
商用ゲームを想定しないゲームや、そもそもゲームでないアート系アプリなどでインタラクティブ(ジェネラティブ)ミュージックを手軽に組み入れたいという方には、非常に使い勝手の良いツールかと思います。発表者は未確認ですが、libファイルをご自身のXcode環境にうまく組み入れられることさえできれば、UnityからOSCテキストを送ることも(おそらく理論的には)可能です。学会発表などで音楽的にインパクトのあるiOSアプリなどを組んでデモしたい方はぜひチャレンジしてみてください♪