はじめに
本資料は筆者が所属している研究室のGit講習会に用いたものです。想定受講者は情報系学生3年生(任意のプログラムを調べながら書ける人)です。ターミナル(CUI)の操作ができれば問題ありません。
またこの資料は以下のライセンスに基づいて提供されています。個人学習やGit講習会に役立てていただければ幸いです。
講習会(本資料)のゴール
ゴールは以下の 4つを理解、獲得することです。
Git の概念 (Repository, commit, Git管理に適する/除外するべきファイル) の理解
Git の基本的な操作 (init, add, commit, push, pull, branch, checkout, merge) の獲得
Git の操作に付随する操作 (Linuxコマンド, Vim(CUIエディタ)) の獲得
Git ホスティングサービス (今回はGitHubを利用します) の利用方法 (issue, pull request) の習得
これらをマスターすると エンジニア系の就業型インターンシップ参加できるためのGit知識 になるのではないかと筆者は考えています。
また Git への理解は最小限に留め、Git を使えるようにすることに主眼をおいています。Git の仕組みに興味がある方は、他の資料をあたることをおすすめします。
学習の進め方
目次 にタイトルと内容を記載しているので、学習したい内容の記事を参照してください。書く記事の末尾には次に読むと良い記事リンクを張ってあるので、ぜひ活用してください。 「どれからやればいいかわからない!」という方は以下を参考にしてみてください。
Git に初めて触れる方は Gitとは何か から読まれることをおすすめします。 Git をインストールしていない方は Git 環境構築から読まれることをおすすめします。
学習を進めるときはできるだけコマンドを実行するようにしてください。実際にコマンドを入力してみることが推奨されますが、コピペでもOKです。コマンドを実行してGit操作を体験することが一番大切です。
なぜCUIでの学習なのか
2020年現在、GUI で Git 操作ができるアプリケーションは数多あります。もはやエディタのプラグインとして提供されていることも珍しくありません。そんな恵まれた環境があるのにも関わらず、何故 CUI で操作するのでしょうか?
それは CUI の Git がすべての基本だからです。GUI で Git 操作ができるアプリケーションは CUI のラッパーアプリケーションにしか過ぎません。Git 操作で困って検索したときも CUI のコマンドが出てくることがほとんどです。
また講習会との相性が良いことも理由です。ターミナル上で同じコマンドを実行すれば、講師と同じ操作ができるからです。極論コピペで済むのです。
開発が高度化すると、CUI でしか操作できない状況 (サーバやDocker) が高確率で発生します。その時のためにも CUI での操作に慣れておくことが大事だと言えるでしょう。
スライド
資料およびスライド利用上の注意
この資料は2020年10月時点の情報をもとに作成されています。閲覧時には情報が更新されている場合があります。
筆者は資料の更新の義務を負わないものとします。
資料の利用により、何らかの不都合や損害が発生したとしても、筆者は何らの責任を負うものではありません。
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