思考ログのすゝめ
まずは下記記事をお読み下さい
「言葉にする」って大事でして、思考そのままの形だともやっとしているところ、言葉に直すと明確な方向性が出来ることがあるんです。 小学校の宿題みたいな単純な問題でも、子どもの頭の中でごちゃっとしてしまうのはしばしばある話で、そこを「言葉に直す」「それを口に出す」ことで整理された側面が結構あるんじゃないかなあ、というのが一つ。
もう一つ大きな要素として、「立ち位置が「先生」になることで、マインドセットが切り替わった」という要素があるのかも知れません。 本の内容、ざっくり解説
モヤモヤするのは「認識していない内なる言葉」が溜まっていくから
内なる言葉の存在を認め、書考するのが大事(内省に近い。一人でやる) 「書いて考える」ことが「思考の広さ・深さ」を強めていく
内なる言葉と上手に向き合うと…認知の解像度が上がり、話す言葉に重みが生まれる 「話すように思考ログ(作業ログ)を残す」ことのメリットは多いtsawada.icon 話すように…だけじゃなく内なる言葉をしっかり書き出すのがPoint 思考は言葉(+絵)で行われる
書き残すを意識すると思考したことから「どれを残そうか?」取捨選択してしまう
結果、「堂々巡りで考えていた無駄な思考」はいつまでも可視化されず、改善されない
独り言のようにつらつら文字で記載することで、考えていることが全部文字に起こされる ゼロ秒思考で思考力が上がる!と言われているのはここがあるとおもう 将来の自分が助かる。
詳細に書かれたログは、そのままマニュアルになる
明日同じことやるなら覚えているかもしれないが、半年後なら厳しい
引き継ぎが秒で終わる
しっかり言語化されている場合、そのままログを渡すだけで引き継ぎができる
マニュアルがあるよりも有益な引き継ぎができる
マニュアルを別で作ろうとすると不十分になりやすい
ログの場合やったこと全部書くので、「どういうやり方すると失敗するか?」が残る
作業ログがないと、「review通した成長支援」ができない
魚を与えるのではなく、釣り方を改善してあげたい
釣り方 = Process
❌:「Aという単語の意味はこれ」
⭕️:「Aを類語検索した上で、類語それぞれで検索し上位10Pageを見てみよう」
作業logがないとProcessが見えないので、「なぜ、今こうなっているか」が想像しかできない
作業logが不十分な場合、tsawada.iconは最初に「状況の言語化」を一緒にやるようにしている
(コーチングと同じなんだと思う)
困っているケースの大半は「自分で自分の状態をちゃんと認識」できれば解決する
焦っていたり, 少し前のことを忘れているのが原因なことがちらほら
作業logがあれば忘れない
「なぜこうやってるんだろう」と気づくきっかけになる
適当にやっている作業は、作業ログすら書けない。
日本語が思いつかない
作業ログをわかりやすく書こうとする中で「あれ…なんでこれやってるんだっけ?」と気付く
見えないと改善ができない
ここがとても大事tsawada.icon
自分のbiosに気づき、修正するためには「まず脳の外に出す」のが必要
1. logの場合、記載順序が「上から」「下から」で時系列で統一されていて欲しい
log PageはMTG議事録と違って、「数日〜数週間にわたって追記される」可能性が高い
すでにあるところに追記されると「どこが新しい情報か」がわからない。
「見てください!」と言われて見に行った時に「どこが新しい情報か」がわからないときつい
基本は思考・検索をしたプロセスをそのまま上から順に書いて来れるとbetter
2. 「見てもらう」「議論の材料に使う」のであれば、「単語箇条書き」だけはちょっと辛い
なぜその箇条書きをそこに書いているのか?が全然わからない
わからないとレビューできない。
なぜそこにそう書いているのか?他の要素として何を外したのか?この「取捨選択した理由」こそ言葉で残してレビューされて欲しい
「意思決定基準」のすり合わせが大事。議論で大事なのはここ
今回の「スケジュール」についても「コンテンツが収まっていること」よりも「なぜその日にそのコンテンツを入れたか」「なぜ2時間にしたか」と言った理由のすり合わせ・言語化が大事
3. 思考した時は「材料となったものを全部書き起こして共有する(できれば書き起こしを要約する)」ように
大事なのは上記の「カジュアルギフト市場に参入すべきだ」という結論だけではない。
中段(根拠①、根拠②)という論点整理と下段の5つの根拠が大事。
相談に来てくれた時は、「中断」「下段」の内容の確認を最初に行う
この「質問通した確認作業」がある限り、非同期コミュニケーションでサクッと相談を終えることが難しい。
またこのピラミッドストラクチャーも「候補だったけど入れなかった論拠」があるはずでそこも超大事
なぜ、他の論拠は根拠として入れなかったのか?
そもそも以下だと、主張の信頼度が全然違う
「論拠が100種類見つかっている中で5つ選んだ」
「論拠が5種類見つかって、それを全部選んだ」
以下でも信頼度が全然違う
「その領域の論文・本を全部読んで、今回のケースに当てはまるかを吟味した上で、論拠に持ってきた」
「ウェブ記事を参考に持ってきた」
「自分の経験から直感で描いてみた」