引き継ぎ文化を醸成
「引き継ぎを意識して、資料を作りましょう」という提案
良い施策だと思います
資料があることで、前任者の創意工夫が引き継がれやすくなり 引き継ぎによる品質低下や、総労働時間の上昇を防げます
良いことづくし。
組織としては「やるべき」な施策でしょう
でも、ステークホルダーごとにみたとき、本当にそうでしょうか?
前任者は嬉しくないです
「資料を作る」というタスクが増えます。
自分からの引き継ぎが上手くできても、自分への引き継ぎが上手くされるかわかりません。
2倍頑張っている状況になる
「なんで私だけが頑張るの!」って気持ちになりますね。
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施策の肝は「前任者が資料を作ること」です。
このままでは施策が実施できません。
じゃあステークホルダーの意見をのんで、施策を諦めますか?
これも厳しいですよね。状況が改善しません。
ここで施策を実施させるためにsawachin.iconがとる方法はいくつかあります。
0. 「黙ってやれ」と指示をする
これはやりません。会社愛が減り、sawachin.iconの信頼残高が減り、本人が「自分さえ良ければいい」となりやすいです 1. 前任者の負担を取り除く
資料作成を他の人がやれないか?を考えます。
良くやるのは「引き継ぐ側が、ヒアリングして書き込む」とか「引き継ぎの基本の型を作る(負荷を下げる)」とか
2. 前任者の負担に、前任者が嬉しい価値を付与する
この負担の中で身につくスキル、回り回って自分に返ってくることなどを伝えます。
よく「sawachin.iconがレビューするので、言語化力/資料化力がつくよ」って言ってました。
3. 「今」の負担ではなく、「3ヶ月後」の負担で見てもらう
スタートアップの社長に大事なスキルです。
ビジョナリーに、「将来こうなりたい。こうありたい。こんないい世界がある。だから今…ちょっと頑張ってほしい」と伝えます。 どれでもいいです。
「引き継ぎ文化があることで引き継ぐのが楽」という価値をみんなが受け取っているので、
自分が引き継ぐときにも資料を作ってくれます