合意という重要だけど曖昧な概念
合意とは、複数人でコトを進める場合に大変重要な成果物。 合意することで分担したり協力したりして、一人では生み出せない大きな進捗が得られる
が、とても難しい
デジタル大辞泉「合意」の解説
[名](スル)互いの意思が一致すること。法律上は、当事者の意思表示が合致すること。「合意に達する」「離婚に合意する」
意思表示?意思ってなんだtsawada.icon
仕事においての「合意」はとても難しい。
「意思」とは何か?
邪魔してこなければOK?
文句言わなければOK?
お願いしたことをやってくれればOK?
フォロワーシップ・リーダーシップ、オーナーシップを持って一緒にがむしゃらに推進してくれないとダメ? 必要な「合意」のレベルはその後のアクションによって変わる
例:
マニュアルのある(楽な)仕事をやり切る
マニュアルあるけど、とても面倒な仕事を粘り強くやり切る
マニュアルがそもそもなくて、自分でやること・計画をしっかり言語化して、リスクコントロールしながら進める
本来はどのレベルであっても主体的に進めて欲しいが、難しい
よくあるbad case
採用での魅力づけ面談を未経験者に依頼した。「いいよ!」と快く返事もらったが、やってみたら想像以上に難しかったようでやる気がどんどん下がっていき…適当に実施されるように。
みんな忙しい中「このタスクだけはやってきて!」とお願いした。合意もらえたはずなのに、誰もちゃんとやってこなかった。
1年かかる巨大Project、「目的これでいきましょう」と合意してスタートした。1ヶ月で新情報がたくさん出てきて迷子に。「あれ、この目的でいいの?」とやり返すことに
「合意」においてtsawada.iconが大事にしていること
重要.icon選択肢を広く出して、目的と照らし合わせて消去法し、選択肢を選ぶ。この時「なぜ他の選択肢を選ばなかったか」の理由を合意する
防ぎたいこと
新しい選択肢が後ほど見つかった時に、0から考え直しとなること
重要.icon「不確実で曖昧な前提の上で僕らは前に進んでいる」と強く認識し、合意の根拠が「今も信じていいものか」を定期的に確認する
防ぎたいこと
新情報が出てきて前提が崩れたにも関わらず、過去の意思決定を前提に進んで、大失敗を犯す
重要.icon合意(とその根拠)を全てしっかり記録に残すこと
防ぎたいこと
新情報が出てきたのに「前からそうだったじゃん」と勘違いして、考えを改めるタイミングを逃し、事実と乖離した認識のまま進んで、大失敗を犯す
新情報が出てきたときに「あれ、前どういう理由で合意したっけ」がわからなくなり、またゼロから考え直す