聖女
初代聖女メルシアが没した後、教会がメルシアの持っていた膨大な聖力を都市から損失させない為にその時聖力の強い女性の肉体と聖女の持っていた銀十字架、一定の名称定義を依代として聖女メルシアの魂を縛り付けた物、機構である。 具体的な処置として目、耳、喉、脚を不能にさせるなどの人間性を剥いだ上で肉の器とし、食事や睡眠が不要とした祈りを捧げるだけの物と化す。該当の修道女が約20歳前後になった時点でで依代とさせるが、肉体への負荷が尋常ではないので依代となった後10年〜15年程で絶命、新たな依代が必要となる。
この神降ろしにも似た技術は教皇ブリント・レッヒェが現在軸よりおよそ300年程度前に考案、実施しており完成に至るまでの犠牲者数は未知数。
現在の聖女という物がこの様な処置を受けたものだと知る者は教会内部でも数えるほどしかおらず、教会の聖職者も信者も表面の象徴聖女信仰に留まっている。