呪術
負の感情や術式・儀式を通して災厄や不運・不幸を齎す為のもの。
大半の場合は悪意を以て行われるが、聖力や異能と違い天分の才能や後天性の能力開花に依存をしない、誰でも行使し得る点において一般的に普及していた時期もある。 負の感情を基礎とした、形態的なもの
術式や儀式を通し発露させるもの
以上の2系統が主軸となっており、全面的に儀式めいているとは言い難い。
これら負の感情を筆頭に他者を呪う為の力は呪力と呼ばれており概念的に物品への付与が可能。これを呪物と呼ぶ。筆頭として宵闇石は呪力電池の様な役割を果たしており、呪術師からすれば非常に価値の高い物である。 儀式・術式に依るものは特に縁からの影響が強く呪力に依るものは純粋な負の方向性への依存が強い。前者は簡単ながら御しやすく、後者は場合により強力であるものの指向性の保証などがし難い。
儀式とはいうものの、一番分かり易い形が物の譲渡にあたるので
挨拶をかわす、名前を明かす、何かを渡し受け取る などの時点で行使される場合も。名称定義もこれに分類される。 また、儀式・術式の特性から互いの素性がどの程度割れているかにも依って効力に影響が出る為、呪術師が対象をどれだけ知っているか、或いはその呪術師がどの程度素性の割れた存在かによっても効力に違いが出る。
夜闇事案の影響から現在では呪術の表立った行使は禁じられているが完全でもなく、今でも個人・組織単位で秘密裏に使用されており依然と呪術のプロである呪術師は危険視されている。