高校のときの授業で役に立つのは確率統計と有機化学だったと思う
ikkiTime 2015/06/27 08:06
高校の授業で習って、生きてく上での視界を変えてくような知識って、確率統計と有機化学だったと思うんだな。私にとっては。 確率・統計
「起こりえるパターンの数の総計」ぶんの「そのうちで想定したいパターンといえるものの数」で、納得できる確率を計算できること。
期待値の定義(個々の結果値に起こる確率を掛けたものの合計) さらに、その過程で学ぶ、順列と組み合わせの算出法
そんなことをひととおり運用してみることで、世界や未来を扱いやすくなる
有機化学
炭素の原子が(たいてい)直列にならぶことで、大小さまざまな自然界の物質が出来ている。
炭素一個でメタン
炭素2個でエタン
3個でプロパン、4個でブタンだ。
メタンやプロパンはガスとして燃やすよね。
で、炭素原子には1個あたり4つの連結器があるけど、エタンが、となりの炭素原子と1本だけの連結器だけでなく、2本同時につなぐと、「エチレン」になります。
3個鎖の中にそういう二重結合があると「プロピレン」です。
そういう「エチレン」の炭素ペアをたくさん集めておいて、「みなさん、二重結合のうちの片方の手(連結器)を放して、他の2人ペアの人が放した手とつなぎ直してみてください」と言ってみたとすると、
突然ものすごく細長い行列が生まれることになる。これが「ポリエチレン」です。大きすぎて、もうガス(気体)ではいられない。
ということで、有機物質のカタカナ命名は、「よく分からない呪文」ではなくて、完全に規則的に作られた実態の描写なんですよ。
これで、身の回りの「よく分からない名前」が一気に法則性の串でつながる。
「ギラ・ベギラマ・ベギラゴン」とか、もうそんなノリですよ。
トリ・クロロ・エチレンって、塩素が3つくっついたエチレンです。(クロロって塩素のこと)
「エタノール」っていう、消毒用なんかに使う、アルコールがありますよね。あれ、炭素が2個なんですけど
「えっ、じゃあ、『メタノール』や『プロパノール』というのがあるの?!」
ってなりますが、あります。もちろんです。
あとは、
よく漫画で黒板に書かれる六角形はそのそれぞれの角が炭素原子を示していて、「ベンゼン環」という特別なシクロ・ヘキセンのことだよ、とか、
ブドウ糖(砂糖とかデンプンとか食物繊維の構成物質でもある)も、炭素6個の6角形だよ(だけど、実は、環の一角は実は酸素原子で6個目の炭素は6角形の角から枝として突き出てる形をしてるんだよね)とか、