違うゲームをプレイしている
違うゲームをプレイしている
で、「マリオメーカー」というゲームがある。世界中のユーザーが、自分の作った野良コースをオンラインで公開できる。 YouTubeのゲーム実況動画なんかで、「マリオメーカー スピードラン 難しい」当たりのキーワードで動画を検索して、その攻略風景を見てみてほしい。 ルールは同じだ。Bダッシュも、スピンジャンプも、ヒップアタックもジャンプのキャンセルも、公式のマリオエンジンにある動きなので、使っているルールは同じだ。
でも、展開されているゲームはまったく違うゲームになっている。
動画を、「マインスイーパー 最速」などで検索してみてるとわかる 「これ、考えている時間があるのか?」と疑うような世界になる。
私はこの文を、「実話の寓話」として今書いていて、これと似たようなことが、お金儲けとか、ネットで人気者になるとか、そういう世界でも、まったく走るべきレーンが違っているということはないだろうか、と考えて書いている。 百人一首なんかだと、その世界の切り替わりがある程度分かりやすい。 まずは百首覚える。その時点で世界が変わる。
そのあと、一字決まりを一次決まりとして覚えて反応できるようにする。
二字決まりを二次決まりとして、三字決まりを三字決まりとして反応できるようになる。
このあたりから、今度は取札100枚の場所をいかに早くその場で把握するかの勝負に変わってくるのかもしれない。
たぶん、そういう人と勝負したら、「百首を暗記していて、一字決まりも知っている」くらいの人ですら相手にならなくなっている。
自分が、「どのステージに立って勝負していて、どういう挑戦をしていて、どうなれば勝利だったと言えるのか」というのを把握していかないと、ルールは同じだけど違うステージにいる人の話を、うらやましがって聞くことになってしまう。