過去殺し、理想殺し
過去殺し、理想殺し
あるいは、「こうしろ!」と言ってくる相手に対して「もういやなんだ!」と対決して、自分の領域を勝ち取る。
だけど、前者の本なんかを読むと、母殺しというのなんかは、「母の背中を殺す」というイメージ、つまり「親だったらこれくらいは子供にしてあげるもの」という自分の中の先入観を「あ、時代が変わったんだから、今の『親』にはそこまでは無理」と振り払っていくこととしてとらえられていた。
つまり、壁を超えるんではなく、むしろ「理想に届かないことに開き直っていく作業」と言える。
だから、規制を押し付けてくる者がいるわけでもないし(そういう毒親もいるらしいですが)、いたとしても現在生きていて介入してくるから排除する、という意味ですらない。 これ、変に能力が高いほど、または親の持つ倫理観が真っ当で逆らう必要がないほど、「崩す」ことに慣れてなくて、あとで大変ということも起きるかもな。 だが、古い物語にそのまま乗っていてもジリ貧だ。過去の枠組みは僕らを救わない。 理想殺し、物語殺し、という側面もあるかもしれない。 そう考えると、
捕まったお姫様とかよお〜
聖母、聖女とか。
そこにだから、「母の無償の愛」みたいなのを加えたとして。確かに与えられればやる気は出るよ? 大衆の支持、ナショナリズム。
その分だけ、より、後から崩すのが難しくなる。