パニック映画
パニック映画
最狭義には、「閉鎖された場所で怪物に襲われる話」サメとか恐竜とか。
もちろん、バリエーションはあって、怪物がでてこないで隕石が落ちてくるとか、乗ってる船が沈むとかもありえるし、
ビルが火災になったり、火山が噴火したり、
閉鎖されていない場合もある(海水浴場ほったらかして家に帰る選択肢が実はあったり)
私にとってだと、特に前半期の『うしおととら』がその文脈として金字塔。
強い敵に対して、立ち上がる勇気。不利でも諦めない。ギリギリの挑戦に打ち勝つカタルシス。
と書くと、「ヒーローもの」との相性が高そうだけど、実際には重要ポイントはそこではない。
脇役達が、ちょっとずつ勇気を出していく群雄感がいいのである。
「キミはなんでそんなに頑張るの……? こんなことやったって、無駄かもしれないのにさ」とかヒネていた子供や、
「お前なんかに何ができる! 青二才は引っ込んでいろ!」みたいに、自分の価値観から出ることのできなかったオッサンとかが、
危地を脱する、あるいは不条理を打開するために協力できたり、勇気を出せたりするわけだ。胸熱。
人間ドラマ? 群像劇?
で、クレヨンしんちゃん劇場版、『サボテン』こと、『オラの引越し物語 サボテン大襲撃』。私はあれをたぶん前後5年間のスパンですごくおもしろかったシリーズであろうと思っていて。
でも、人の感想によると、「後半が怖い」とか「後半が長い」と言って、あたかも前半の「転校ドラマ」の部分だけが好きであるかのような感想もあったのだよね。
まあ、あの部分も、短い中に濃密にドラマを詰め込んだよなあ、と感心はするのだけど、そんなに後半のアクション巨編はお嫌いかい? とは思ってしまう。
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from 20190328-20190330