『銀河英雄伝説』の名言メモ(たくさんのヤン・ウェンリーとその他一部)
・ヤン・ウェンリー
下記引用はひとまずヤン・ウェンリーとは(ニコニコ大百科)より
「信念のために人を殺すのは、金銭のために人を殺すより下等なことである。なぜなら、金銭は万人に共通の価値を有するが、信念の価値は当人にしか通用しないからである」(6巻、位置1,356)信念
→これを参照できるようにしようと思って、このページを作った。
どうしても、『正義のために……』と間違って思い出そうとして、Google先生では見つからない。(間違って覚えていた)
『正義のために人を殺すのは、金のために殺すよりなお悪い。なぜなら』という感じで記憶してしまっている。
「正義は絶対ではなく、ひとつでさえないというのだな。それが卿の信念というわけか」「これは私がそう思っているだけで、あるいは宇宙には唯一無二の真理が存在し、それを解明する連立方程式があるのかもしれませんが、それにとどくほど私の手は長くないのです」(5巻、位置: 4,201)
愚将が味方を一〇〇万人殺すとき、名将は敵を一〇〇万人殺す。(1巻、位置1,715)
「まあいい、給料ぶんの仕事はした。これ以上のことは、もっと高給をとっている連中にまかせよう」(外伝1位置3,404)
給料分
「私はベストよりベターをえらびたいんだ。いまの同盟の権力がだめだってことはたしかにわかっている。だけど、救国軍事会議とやらのスローガンをきみも見たろう。あの連中は、いまの連中よりひどいじゃないか」(2巻、位置1,522)
人間のなしうる最良の選択は、視野に映る多くの事象を比較対照して、よりまし(ベター) と思われるほうに身をおくことしかない。完全な善の存在を信じる人(4巻、位置2,015)
勝てないとは思わないが、短時間で勝てるとは、より以上に思えない。(5巻 位置3,091)
「祖国のためとか命を掛けてとかじゃなくて、美味しい紅茶を飲めるのは生きている間だけだから、みんな死なないように戦い抜こう」(アニメオリジナルかな?)
「あれは運がよかったのさ。それだけではないが、とにかく運がよかった」
言葉は大切に使いなさい。全てを伝えることはできなくても、多くを語れるのだから」
「ユリアン、ユリアン、、敵対している側の民衆がどうなってもいい、という考え方はしないでほしい」
「かかっているのはたかが国家の存亡だ個人の自由と権利に比べればたいしたことじゃない」
「それにしても、えらいことだ。誰かかわってくれないものかな」  ……むろん、そんな者がいるはずはなかった。いつもヤンは彼以外に料理しようのない材料をおしつけられてキッチンに立たされてきたのである。
「なあ、ユリアン、私は勝算のない戦いをしないことをモットーにしてきた。今度もけっしてそのモットーにそむいているわけではないんだ」 「勝算はおありなんですね?」 「正直なところ、多くはない」
「半数が味方になってくれたら大したものさ。」(8巻位置528)
「英雄など酒場に行けばいくらでもいる、その反対に歯医者の治療台には一人もいない。」
「いいかい?ユリアン。軍隊というのは道具に過ぎない。それもない方がいい道具だ。そのことを覚えておいて、その上でなるべく無害な道具になれるといいね。」
「せっかくの年金も同盟政府が存続しないことには貰いようがない。従って私は老後の安定のために帝国軍と戦う訳だ」
「用心しても、だめなときはだめさ。」
「正しい判断は、正しい情報と正しい分析の上に、はじめて成立する」
「相手の予測が的中するか、願望がかなえられるか、そう錯覚させることが、罠の成功率を高くするんだよ。落とし穴の上に金貨を置いておくのさ」
「それにしても人類というのは、決断したくないときに決断しなくていいのなら、人生というのはどれほど薔薇色に包まれていることだろう」
「私にとっては政治権力というやつは下水処理場のようなものさ。なければ社会上、困る。だが、そこにすみついた者には腐臭がこびりつく。近づきたくもないね」
「戦術は戦略に従属し、戦略は政治に、政治は経済に従属するというわけさ。」
「法に従うのは市民として当然のことだ。だが、国家が自らさだめた法に背いて個人の権利を侵そうとしたとき、それに盲従するのは市民としてはむしろ罪悪だ。なぜなら民主国家の市民には、国家の犯す罪や誤謬に対して異議を申したて、批判し、抵抗する権利と義務があるからだよ。」
「いや、私はそれほどロマンチストじゃないよ。私が今考えているのは、ローエングラム公のロマンチシズムとプライドを利用していかに彼に勝つか、ただそれだけさ。じつはもっと楽をして勝ちたいんだが、これが今回は最大限、楽な道なんだからしかたない」
「大丈夫だよ。無理するのは私の趣味じゃない。心配してくれてありがとう」
想像を絶する新兵器、などというものはまず実在しない。たがいに敵対する両陣営のいっぽうで発明され実用化された兵器は、いまいっぽうの陣営においてもすくなくとも理論的に実現している場合がほとんどである。
戦車、潜水艦、核分裂兵器、ビーム兵器などいずれもそうであり、後れをとった陣営の敗北感は〝まさか〟よりも〝やはり〟というかたちで表現されるのだ。
人間の想像力は個体間では大きな格差があるが、集団としてトータルでみたとき、その差はいちじるしく縮小する。ことに新兵器の出現は技術力と経済力の集積のうえに成立するもので、石器時代に飛行機が登場することはない。
歴史的にみても、新兵器によって勝敗が決したのは、スペイン人によるインカ侵略戦ていどのもので、それもインカ古来の伝説に便乗した詐術的な色彩が濃い。
古代ギリシアの都市国家シラクサの住人アルキメデスは、さまざまな科学兵器を考案したものの、ローマ帝国の侵攻を防ぐことはできなかった。
想像を絶する、という表現はむしろ用兵思想の転換に際してつかわれることが多い。そのなかで新兵器の発明または移入によってそれが触発される場合もたしかにある。
火器の大量使用、航空戦力による海上支配、戦車と航空機のコンビネーションによる高速機動戦術など、いずれもそうだが
その他の皆さん
「や、やめろ」 「おれもやめたい。だけど人生はままならぬものでな。おとなになるってことは、やりたいこととやらねばならぬことを区別することさ。では、ごきげんよう」(オリビエ・ポプラン、6巻位置2,901)
死地をくぐりぬける 秘訣を問われて、「世の中を甘くみることさ」(オリビエ・ポプラン、8巻位置1,124)
「陳腐な策(て)だが、効果があるから常用されるし、常用されるから陳腐にもなる。そろそろ決心してもらいたいな」ルパート・ケッセルリンク(4巻、位置3,117)
→そういえば、これも間違って覚えていたことがあった。「効果的だからこそ多用されるし、多用されるから陳腐にもなるみたいな。
「皇帝(カイザー)のむこうずねに蹴りをいれてやったぜ」(詠み人知らず)(10巻)
「今度は皇帝の心臓に蹴りをいれてやりましょうよ」カーテローゼ・フォン・クロイツェル(カリン)
数字だけを相手とするようキャゼルヌが指示したのは、人情をからませると事態の収拾がつかなくなるからである。
⇒「数字だけを相手にするように」とキャゼルヌは担当する部下に注意していた。それは……、とセリフになっていたかのように #間違って覚えていた
「裏ぎりによって勝つことなど、皇帝がお望みになると思うか!」「いや、そう思ったからこそ、卿はロイエンタール元帥を裏ぎったのだな。ねずみの知恵は、獅子の心を測ることは出来ぬ。卿もついに、獅子の友となりえぬ男だったか」
「私が魔法の壺をもっていて、そこから艦隊が湧きでてくるとでも奴は思っているのか⁉」「吾に余剰兵力なし。そこで戦死せよ。言いたいことがあればいずれ 天上で聞く」(ラインハルト、1巻、位置: 3,926と5巻、位置3,619)
「いいか、ポプラン中佐、心得ちがいをするなよ。おれたちは伊達や酔狂でこういう革命戦争をやっているんだからな」(ダスティ・アッテンボロー、7巻位置1645)
反骨心と、面白がりの精神と。
「助からぬ者を助けるふりをするのは、偽善だけでなく、技術と労力の浪費だ。」(パウル・フォン・オーベルシュタイン)
→助からぬ者って、本人のことです ^^;
発見させなくてはならない、ただし、容易に発見させてはいけない、というわけですのね。でないと真の罠が見破られる(5巻)
「昔からよく言う――虎の児と猫とを見誤るなかれ、とな。あれはたぶん、虎のほうだろう。皇帝の 寵妃の弟だからといって、わざと負けてやる義理は敵にはないからな」(3巻、位置1715)
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