1on1
インテル社で、ワン・オン・ワンというのは監督者と部下の間のミーティングのことで、仕事上の関係を維持する重要な方法となっている。その主な目的は、相互に教えたり、情報を交換したりすることにある。特定の問題や状況について話すことによって、監督者はスキルやノウハウを部下に教え、物事のアプローチの仕方を提案できる。同時に、部下のほうは自分が何をやっているのか、何に関心があり心配しているのかの情報を監督者に詳しく伝えられる。寡聞にして、定例的に予定した形でのワン・オン・ワンというのは、インテル社以外ではほとんどみることができない。
じゃあIntelではどんな風だったのか? ということが気になったところ、『インテル経営の秘密』を教えてもらった コーチングに関連してマネージャーと共有すべきヒントをいくつか次に示します。
・チームメンバーと定期的に 1 対 1 ミーティングを持ち、チームメンバーの話をよく聞く
・自分の考え方とチームメンバーの考え方に注意を払う
・アクティブ リスニングを実践して自由回答式の質問をすることで、チームメンバー自身による洞察を促す(「何が」「どのように」のように質問すると、幅広い回答を得られます)
・具体的かつタイムリーなフィードバックを提供する
・意欲を引き出すポジティブなフィードバックと発展につながるネガティブなフィードバックのバランスを取り、各チームメンバーの長所と改善すべき点を理解する
そこで具体的に、上司に求めるべきことの第1ですが、それは「1対1で行うミーティング(以下「1-1」)」です。これは直属の上司と仕事上、良好な関係を保っていく上で不可欠な要件です。(中略)1-1のミーティングには目的が2つあります。ひとつはあなたと上司との間に人間的な「つながり」を作ること。(中略)さて、1on1ミーティングの第2の目的は「要検討事項について上司と1対1で話し合う定期的な場を設けること」です。
1on1で確認すべきこと
自分が会社から何を期待されているのかを理解できているか
職務を遂行するのに必要な資源を確保できているか
前進を妨げる障害物がないか
日本における1on1
ムーブメントとしては 『ヤフーの1on1』が嚆矢のような肌感覚。2021年には何冊も日本語書き下ろしの1on1の書籍が出ている。 『ヤフーの1on1』
原則として週1回、30分程度。「部下のために行う面談です。...終わったときに部下が『話してよかった』と思えば、まずは成功です」
その他
中間管理者を飛び越して経営幹部(技術担当の責任者)が一般技術者と1on1を実施する。 hr.icon
日本のソフトウェア業界で1on1というものが流行り始めたのはいつ頃から?自分はエンジニアリングマネージャーという言葉を2018年くらいからよく見かけるようになったときに一緒に見るようになったので、マネジメントの世界ですでに受容されていたものがエンジニアリングマネージャー概念と一緒にソフトウェア業界に入ってきたとか? koma.icon