スクラムの「セレモニー」
2022年時点での定説: 「そんなものは無い」(Uncle Bob風に) kakutani.icon
すくなくともスクラムガイドの用語として存在した形跡は認められないので(現代のスクラムガイドでは「イベント」です)
「スクラムのセレモニー」という用語の運用をするシチュエーションは警戒しておきたい
Alistair Cockburnが発端では? (もっと言えばGrady Boochらしい)
https://gyazo.com/b1c2dd22673ef211962790f827f31d1f
"少し補足しとくと「アジャイルは(コバーンの言うところの)セレモニー度数が低い」みたいな表現がされている時期があったので、スクラムでもそれに引きずられたのでは?という感じ。まあ、現代で「セレモニー」を使っている人がいたら逃げましょう。"
度数が低いが「セレモニー」ではある、という受け止めなのかあ。「セレモニー度数」がいくつだとしても、だからといってそれがセレモニーなのかどうかはまた話は別だなー kakutani.icon
https://turboscrum.com/the-fascinating-origin-of-the-term-scrum-ceremony/
スクラムに関する出版物で「セレモニー」としているものは存在しない
2010年以前(スクラムガイド登場前)のトレーニングで使用されていたらしい
当時のトレーニング資料のほとんどは、Ken SchwaberとMike Cohnによるもの
特にMike Cohnの無料のスライドは影響力が大きかった
https://gyazo.com/427a7404a2eb2d04e734992a17179a8c
さらに歴史をさかのぼると、コバーンのクリスタルに「セレモニー」が出てくる
いまはスクラムガイドがあるので「セレモニー」ではなく「イベント」を使いましょう(リフレイン)
#scrum #独自研究