デザイン
世の商品、人工物はすべて誰かの手によるデザインがなされている
インターネット、SNSの普及でますますデザインが人口に膾炙するようになった
実務とかけ離れたところでなされる表面的な意見に評判が左右されるケース
デザインは見た目だけで決まらない
スポンサーの意向
システム、素材、時間、予算の制約
理念、物、情報の三つ巴
デザインの政治化
ここでいう「政治」は政治そのものやプロパガンダ、ブランディングの話ではない
何かを作る、設計することを広範な分野に適用していった結果、政治に接近しているのではないか
政治においても「何を言うか」より「どう言うか」が重視され、デザインが受け持っていた領域に接近していく
「どう言うか」こそが政治である、という話もある
関係者以外に見えていないものがある故に意思決定が非合理的に思えるところも似ている
SNSなどで無限に的外れな指摘が入るので、それの説明に専門知を動員するコストがかかる
デザインの啓蒙の機会でもあるので積極的に発信しても良さそうなものだが、結局は「いかに権力者や決定権を持つ人間にデザインの有用性を認めさせるか」が実務上重要なので、この構図が変わらない
ネットなどの意見と行動データとの齟齬
もともと政治的というか社会的なものだったが、それがより前面化してきているというか、単なる裏方ではなくなってきた
社会彫刻
デザイナーの声が流通するようにもなった
基本的にデザイナーは実務者からキャリアを始める
まず手仕事が認められ、その後に言説に耳を傾けてもらえるようになる
自転車置き場の議論
パーキンソンの凡俗法則
実際のデザインの決定プロセスは複雑
自分が理解できる範囲でしか議論しない
手を動かすことなしに理解できるのか
産業との結びつき
素材の変化によるデザインの変化
差別化のためのデザインと万人のためのデザインがある
人をコントロールするデザイン
感情によるもの
システムによるもの
アーキテクチャ、プログラムコード
知覚・認知によるもの
グラフィックデザイン
形態や色、構成
認知心理学
悲劇的なデザイン
Ruined by Design