Raspberry Piを映像再生機にする
目的
展示で映像をループ再生する
準備
Raspberry Pi 3
WiFi
2.4GHz
OSはRaspbian(NOOBS)
OMXPlayerは最初から入ってる
--loopでループ再生、--no-osdでSeekメッセージを非表示
code:shell
omxplayer -o hdmi Videos/filename.mp4 --loop --no-osd
SSHを有効にする
セキュリティのためユーザー名とパスワードは変えておくことが望ましい
code:shell
sudo raspi-config
ネットワークが使えない環境に備えてBluetoothでの接続も有効にしておきたい
別のマシンでマウントして直接ファイルを送信する
Netatalkをインストール
code:shell
sudo apt-get install netatalk
起動したら特定のファイルをループ再生するように設定
ループ再生コマンドをshファイル(movie.sh)に保存して
autostartファイルに
code:shell
/etc/xdg/lxsession/LXDE-pi/autostart
pathを記述
code:shell
@sh /home/pi/movie.sh
画面の回転
omxplayerには回転の引数がある
code:shell
--orientation 180
/boot/config.txtに
code:shell
display_rotate=2
などとする(1=90°, 2=180°, 3=240°)
自動再生の仕組みを入れてからだとマウスなどGUIが映像の背面に描画されて手出しできない
幸いconfig.txtはSDカードのbootボリュームから操作できるので、別のマシンで編集可能
SSHなどで接続して操作する
ネットワークは事前に設定しておくか、セーフブートする
起動時にシフトキー
キーボードがない場合、NOOBSのrecovery.cmdlineというファイルに書かれているコマンドの引数にforcetriggerを追加
シャットダウン方法色々
Raspberry Piはファイル書き込みを頻繁に行うため、いきなり電源を落とすとSDカードが壊れ、起動できなくなる可能性がある。また、ケースを付けても若干作りが甘いので、ケーブル類の抜き差しはあまりしたくない。とにかく黄色のLEDが光っている時は絶対にケーブルを抜かない。
キーボード
Altキー + SysRqキー + o
ターミナル、SSH
code:shell
sudo shutdown -h now
マウスクリックでシャットダウンスクリプトを起動
GPIOピンにスイッチ取り付け
ファイルシステムをRead-Onlyにして電源はケーブル抜き差しのみ
以上を鑑みて普段から備えておく必要がある。素直に映像再生プレーヤーを買うという手もあるが、汎用性や対応力(画面を回転させたいなど)、その後の用途を考えるとRaspberry Piは良い。
参考
すでにソフトウェアがある
https://learn.adafruit.com/raspberry-pi-video-looper/overview
USBメモリに動画を入れて、自動再生
これならRead-Onlyにしても動画の差し替え可能で良さそう
Touch Pi
https://learn.adafruit.com/touch-pi-portable-raspberry-pi
#展示 #技術