Scrapboxにおけるページ作成方針(種類別・私家版)
背景
表記揺れ対策をしながら、無意味なリンクが生じにくい自分ルールを決めておきたい。 が、別にページをカテゴライズしているわけではなく、「だいたいこういう感じでやってる」という話。
前提
その代わり、次のような機能が存在するので、これらを組み合わせて各々で良い感じにすればよい。
が、個人的には「これしかない」んじゃないかと感じている。
概念の定義などを記入する辞典的なページで、一応、最も限定的な情報に関するタイプだと言える。
優先的に検討すべき問題は「同義語・別名」と「原語・対訳」の2種類だが、同じ考え方でまとめて対策できる。
一般的な名称や使いやすい名称を主ページとし、副ページには主ページへのリンクだけを記入しておく。
https://gyazo.com/64c2742cd817708b1c3f37ee77713fad
主ページには原語・対訳も記入しておく。
複数形については、英語だとこの程度で済む。
https://gyazo.com/08c5abb5016adf3da8cdc3129b547348
https://gyazo.com/0e9f991558b29745723e66ea247768e3
より複雑な活用をする言語を扱う場合には語幹だけをブラケティングすることになる……? 名詞っぽさのある方を主ページにすることが多い気がする。
通常のメモやノートっぽいページで、これと他タイプが並存しても破綻しないのがScrapbox(Wiki)の良いところ。 https://gyazo.com/c7820ee2a9dccfeb72b7663b61ad0b3b
ページ名はわかりやすさ重視で自由に名付ける。
他ページの文中に挿入しても違和感がないように体言止めにするなど、工夫の余地はある。 何にせよ、使いにくいと思った時に修正すればよい。
少し赴きが異なるが、こういう雑なページもある。
https://gyazo.com/299d5fd0948bd5fbc19c0052d0dea5b1
https://gyazo.com/db43249cf24b67324a5ed1d3efbfc562
参照頻度によっては、概念ページのページをメタ的に説明するページを作ることがあり、説明ページの亜種でもある。 https://gyazo.com/190b94e484f66c84750bca1d89ce6549
適度にリンクを含む説明を書くことができれば、使いやすいリンク構造が生まれる。
https://gyazo.com/167d2f51cdb8005f5c8a04c35a82c2e6
https://gyazo.com/c37e2cc0a35513a1b9da214fb17fc6ef
文献情報は人物情報と切っても切れない関係があるので、以下の2点が重要。
https://gyazo.com/1912d5a4661e54c000ea6c85b6c35bbd
次のようなページは、説明ページの亜種とみなすことができる。 https://gyazo.com/94aeb05388b10b769a80fa5e2bdd7c09
https://gyazo.com/4e54ee6f0bf4927229cfa3b864060a1e
ページ名にプロジェクトのコードや年月日を含めておく以外は、説明ページと同様。 特に過程ページについては、目次ページおよび前回/次回ページへのリンクを設置しておくのが便利。 https://gyazo.com/89a97ee3b02c49907a9915e5aa03f9a1
この作業のためにページを複数回切り替える必要があるので、少々手間。
https://gyazo.com/a3c74a23df344cf9841ad6ac9f836b52
https://gyazo.com/edacf5429da70dd038337c7f71b6b800
タスク管理アプリのThingsから完了済みタスクのログを貼り付けている。 日付ページは基本的に本文を持たず、2-hopリンク用。 ただし、置き場に困った走り書きや下書きなどを待避させておく場合もある。 ブラケティングさえしておけば、その後存在に忘れてしまっても問題はない。
その他
思い返せばあらゆる記録をEvernoteで管理していた頃から手法は変わっていない。 変わったのは、情報同士を結び付けるリンクの粒度。
当初、この記事は「フロー的/ストック的」とか「時間軸を 持つ/持たない」といった基準で分類していたが、やめた(2021/01/06)。 というのも、日付リンクはあらゆるページに挿入しておくべきだと思ったからである。 1日に100ページとか編集するなら、全部のページには書かない方がいいと思うが。