文献検索の基本@OMU
タイプ別に文献・先行研究の探し方を説明
特に論文の探し方については初学者にとってハードルが高いため、詳しめに解説
主に商学部・経営学研究科の学生向け
図書館の蔵書を検索する
ちなみに、図書館の検索システムは「OPAC(Online Public Access Catalog;オンライン蔵書目録)」と呼ばれる。 本学図書館の蔵書であるか否かに関わらず書籍情報を調べる場合
検索欄の下にある「本」をクリックすると、書籍に絞り込んで検索できる。
これを指定しない場合、論文などもまとめて検索できる。
関連情報
論文を検索する
前提
DBのページから直接PDF本文が入手できればラッキーと思っておく。
補足:なぜ2つの段階に分かれてしまうかと言うと……
論文の本体(通常はPDF)は様々な出版社や学会などが所有しており、ただ1つのデータベース(DB)で集中管理されているわけではない。
以下で紹介する検索サイトは、あちこちで分散管理されている論文の書誌情報(メタデータ)をまとめて検索するサービスを提供している。 したがって、文献の本文は外部のDBから入手することがほとんど。
当該文献がフリーアクセスに設定されていれば誰でも本体を入手できるし、
そうでなければ、条件を満たした人(e.g., 有料契約者)しか入手することはできない。
言い換えれば、大学に所属している人は、大学が組織として契約している範囲内で文献を利用できる。
取っつきやすいサービス
ご存知Googleが運営する、学術文献や特許情報に特化した検索ポータル。 機械的にデータを収集しているので玉石混交だが、それだけに収録数は膨大で、論文検索の入口としてプロも日常的に使っている。
PDFへのリンクが表示されている場合、それが最終版であるとは限らない(プレプリントや著者版の場合がある)ので注意。 国内の各種団体が運営する複数の学術データベースを横断検索しているので、それほど綺麗な結果が返ってくるわけではない。 詳細な条件検索をおこないたい場合は、最初からJ-STAGEで検索を開始するのも手。 ただし、カバレッジは大幅に低下するので併用するとよい。
関連サービス(いずれもCiNii Researchに統合予定)
より専門性の高いサービス
OMUで国際ジャーナルのコンテンツを検索するなら、まずはこれ。
少なくとも社会科学系ではWoSの方がポピュラーだった。
Scopusの競合で、出版社からの独立性を売りにしている。
便利な関連サービス
AI(機械学習)を活用した論文DBで、次のようなことがわかる。 この論文と類似の先行研究にはどのようなものがあるか?
この論文の出版後に、どのような関連研究が発表されたか?
この論文はどのような文脈で引用されることが多いのか?
自分の研究にとって重要そうな論文を見付けたら、このサイトで関連文献を一気に確認しよう。