ガニエの学習成果の5分類
教育や研修の目標を整理することで、研修を行う際にどのような目標を設定するべきか、目標が達成されたかをどうやって測定するべきかをまとめることができる。そのために5つに分類したもの。
目標の立て方や測定方法だけでなく、目標に対してどのようなアプローチで教えていくのがよいのか(=指導方略)や練習とフィードバックの方法についても体系的にまとめられている。
ID(インストラクショナルデザイン)プロセスモデルであるADDIEモデルにおいて目標の設定を重視している
言語情報
特定の情報を覚えることが目標
覚えたことがそのまま再生(出力)できれば目標は達成
知的技能
何かを覚えるだけでなく、その知識が応用できることが目標
覚えたルール(例えば公式など)を未知の例に適用することができれば目標は達成
認知的方略
学習を効果的にするための作戦を修得することが目標
自分が学習を進める際に、効率や効果を向上させる手法が適用できれば目標は達成
運動技能
自分の体の動きをコントロールすることが目標
自分が思った通り(または学習した通りに)に体を動かすことができれば目標は達成
態度
人が行動する際、その行動を選ぶに至る気持ちを変化させることが目標
気持ちの変化によって特定の行動を取らせるなど、行動を変えることができれば目標は達成
ガニェの学習成果の5分類
ガニェ(Robert M. Gagne)←こちらの表記の方が正しい