自閉症を持つ私から見た日常
「いつも叫び出したい衝動を感じている。でも叫ばない。叫んではいけないと学んだからだ」
「私は授業中によそ見をしてしまう。宿題のお知らせを聞き逃し、やってこない。不真面目で意欲を持っていないと評価される」
「先生の声は、200メートル先の、遠くのトンネルの向こうから聞こえる感じで、なかなか拾えない」
「人の気持ちを読み取るアンテナが通常なら5本立っているならば、私は1本しか立っていないからだ」
「私は自分の気持ちも分からない。心を自分に感じない。だけど、相手を泣かせた時は、私の目から涙が出てくる」