2022-06-15
過去のノートを書き直す
長傘を持ってきたのに、往路も復路もささなかった。揺れる電車でそれを抑えながら「荷物になったなあ」と思う。つい「お荷物」と呼んでしまう。荷物と口にするとフラットなのに「お」を付けると棘が出る。敬語だのにおかしいな。こうやって書きながら周りを見渡すと、傘を所持している人は少ない。きちんと予報を見てきたのだろう。僕は土日に見た「来週はずっと雨」みたいな報道に引きずられて、情報を更新せずにいたよ。あと扉をちょっと開けてのぞいた空は、薄暗かったし。冷え冷えと風が吹いていたし。
休日はすぐに終わってしまうと思っていたが、この頃は平日もすぐに終わってしまう。どんどん日がめくれていく。日付のそばにある風圧。
時々言葉では完璧に説明できない気持ちを経験する
自分の我慢に気づくには
月が目に入るかという指標
言葉の距離
伸びる分野でなくても才能が必要