相互主観
Intersubjective 間主観
互いの主観を互いに理解すること。他人の主観に関する知。
相手の関心事に関心をもって話すことで、主観を相互に取り入れる。それによって相互主観状態を作る。
相互主観が難しい状況
大企業と下請けの関係。
名刺
ラベリング
位評価
相手をコントロールしたい願望
相手を持ち上げるおべっか
他者との関心の共有によって志向性の共有ができる
人間同士が相互作用するときには、単に同じ事象を経験するだけではない。互いが同じ事象を経験していることを 認識している。自分たちは関心を共有しているという認識によって、経験そのものが変わるだけではない。自らの行動や、他者とともに何を成し遂げられるかが変わる。
関心を共有することは、認知的作業を共有する集団、すなわち知識のコミュニティに完全なメンバーとして参画するうえで、きわめて重要な一歩だ。関心を共有できれば、さらにすばらしいことが可能になる。共通認識を共有できるのだ。
他者が知っていることを、私たちも知っていることを知っている。そして私たちが知っていることを他者が知っていることも知っている(そしてもちろん、他者が知っていることを私たちが知っていることを、他者が知っていることも知っている……という具合に続いていく)。
コミュニティの中で知識は単に分散しているだけではない。共有されているのだ。このように知識が共有されると、「志向性」を共有することができる。
出典
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関連
類語
共通創出…相手の発話の続きを引き取る
時を重ねるにつれて、2人だけに通じる言葉がふえるだけでなく、話し方の基本的なリズムや構文も似てくる。心理学で言う「社会的伝染」だ。心理学者のエレイン・ハットフィールドの研究によると、近くにいるだけで、アクセントや話すスピード、声の強さや波長、間のとり方、反応の早さが似てくる。 ペンベイカーの研究チームは文章中の単語を分類するソフトウェア(リングイスティック・インクワイアリーとワードカウント)を使って、親密さが深まると言葉が似ることを数字で測定した。これらのソフトウェアで分類すると、単語自体にほとんど意味はないが、使われる文脈によって息が吹き込まれる単語の重要度がわかる。すなわち、前置詞(on, ofr)や代名詞(you, I)、接続詞(or, but)など「機能語」と呼ばれるものだ。「機能語は語彙の中でもっとも見落とされやすい」と、ペンベイカーはシンディ・K・チャングと共同執筆した論文で書いている。「それにもかかわらず、私たちが呼んだり、話したり、聞いたりする単語の55%以上は機能語だ」 人々が交わす大量の書き言葉と話し言葉の分析から、親しい関係ほど、機能語の種類や頻度、文法的な構造が似ることが分かっている。
ペアの全盛期は似たような話し方をするだけでなく、一緒に言葉を紡ぐ。お互いに相手の話の続きを引き取って完結させることも多い。
私から私たちへ
それぞれの自己を手放して、私たちという自己に到達する。この真理を、心理学者のアーサー・アーロンと妻エレインを中心とする研究グループは「自己拡張理論」で説明する。人は心の底では、より大きな自分になりたいと思っている。それを実現する最も確実で劇的な方法は、他人と愛情を形成することで、「近しい他人の資源や見解やアイデンティティを、ある程度自分のものとして経験できる」 https://gyazo.com/7e852d7b4ea74fda479fc77ca55152a5
この図では基本的に、2人が近づくほど全体の面積が小さくなる。でも、実際は違う。2人でアイデアや野心や効率や能力をやりとりしていると、すべてが大きくなるのだ。重なり合う反吐、私たちは大きくなる。
参考
UXリサーチにまつわる主観と客観の対立構造を超えた「間主観性」