率直さの尊重
率直さの障害は、障害が認められて対処ができる
率直さとは、単刀直入やフランクさのことで、実際には正直さと大して変わらないが、一般的な使い方として、本当のことを言うというだけでなく、あけすけさや抑制のなさも表す。自分を抑えることがときに健全で、生きていくために必要でさえあることは誰でも知っている。はっきりものを言わないからといって、悪い人間だと思われることはない( 不正直者と思われるのは避けたいが)。口を慎んだことを認めたからといって責められる理由はないから、率直さの度合いをテーマにしたほうが議論しやすい。ここが重要なポイントだ。率直さを邪魔するものは、その存在を皆が自由に認められるようになって初めて対処することができる( 正直さという言葉を使うと、そうした障壁について話しにくくなるだけだ)。
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