時間的不整合性
英語: dynamic inconsistency / time inconsistency
計画に関して、他人を意思の弱さを理由に安易に責めてはならない
計画が関係するふりかえりをする際に、何かのできごとの事前と事後で意思決定が変化するケースがある。この場合は慎重に扱う必要がある。
例えば
「翌日からダイエットをする計画を立てるが、翌日になったら食べてしまいダイエットを先延ばしにしてしまった」
「大地震直後はコストと効果のバランスをとった防波堤を立てる計画だったが、防波堤があることでリスクの高い地域まで人の住み始めてしまい、高コストな高い防波堤を立てざるをえなくなってしまった」
計画に基づいて一貫性のある行動を取ることは難しい。実際の行動や状況変化の影響によって、計画外の行動を取る場合があるからだ。この場合、そのフィードバックシステムを理解したり、意思決定変化時のアンカーを打つようなふりかえりをする必要がある。意思の問題(精神論)にされてしまうと何度も同じような結果が繰り返されることになる。
専門的には動学的不整合性(時間的不整合性)という。尊敬するファシリテーターやメンターは意図的、または無意識にされている気がする。
組織開発でも、やりはじめたときは素晴らしいとおもったことが、5年経ったら悪影響を生んでしまったなど。
はじめたときは素晴らしかったものが、現代では利益と損失を受ける人で対立を生んでいるもの
年金